府内の交流人口、関係人口の増加につながる観光政策を打ち出す
春夏秋冬、四季に応じた自然が織りなす色合いや祇園祭、五山の送り火、神社仏閣や茶の文化など、京都は古くから「愛でる」や「敬う」精神文化を受け継いでいる。令和元年の観光入込客数は約 8700万人、観光消費額は1兆 3000億円に達したが、令和 2年 4月、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた移動自粛の要請等により、京都府に限らず我が国の観光産業は大打撃を受けた。令和 4年 10月、ようやく外国人観光客への門戸が開かれた今、日本を代表する観光地京都はどんな手を打ち出していくのか、西脇隆俊府知事にお聞きした。
京都府知事
西脇 隆俊氏
昭和30年7月16日生まれ。京都市出身。昭和49年3月私立洛星高等学校、昭和 54年 3 月 東京大学法学部卒業後、同年4月 建設省入省。昭和 62 年 4 月 山形県企画調整部総合交通課長、平成 13 年1月 国土交通省都市・地域整備局まちづくり推進課長、平成14 年 7 月 国土交通省大臣官房広報課長、平成 18 年 7 月 国土交通省大臣官房会計課長、平成 20 年 7 月 国土交通省道路局次長、平成25 年 2 月 国土交通省総合政策局長、平成 26 年 7 月 国土交通省大臣官房長、平成 27 年 7 月国土交通省国土交通審議官、平成28年6月 復興庁事務次官を経て、平成 30 年 4 月 京都府知事(1期目)、令和4年4月 京都府知事(2期目)就任、現在に至る。