国内22 カ所でコンテナホテルを展開する(株)デベロップ(本社・千葉県市川市)は、政府や長崎県、クルーズ船会社からの要請を受け、長崎市の長崎港に停泊中のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」内で発生した新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、千葉県成田市と栃木県足利市から50 室のコンテナを初回分として長崎に移送した。災害対応ソリューション「レスキューホテル」としては初の「有事出動」となる。
「レスキューホテル」とはコンテナ建築の移動性やフレキシビリティを生かし、平時はホテルとして運営している客室を、有事の際に移設するソリューション。車輪のついたシャーシ上にコンテナを配置したまま運営する「車両型」と、コンテナを地面に固定して運営する「建築型」があり、今回は「車両型」。「レスキューホテル」が地域の医療体制増強に広く役立ち、ドライブスルー検査拠点の整備拡充などにも期待されるとしている。
栃木県足利市からレスキューホテルが出動する様子