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2019年5月24日号 トップインタビュー ㈱ゼットン 代表取締役社長  鈴木 伸典 氏 

葛西臨海公園の再開発事業への挑戦が一つのアイコンとなる 「サステナビリティ」を新たな経営戦略に持続可能な成長を目指す

【週刊ホテルレストラン2019年05月24日号】
2019年05月24日(金)
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経営理念「店づくりは人づくり。
店づくりは街づくり。」のDNA を
次世代のゼットンに伝え残していくために
 
❒ 従来の街中や駅近の商業施設と比較して、公園内での展開は何が違いますか。
 

 基本的な考え方として、今回の事業は飲食事業の出店場所としてではなく、あくまでも公園開発事業であると考えています。公園の再開発事業におけるゼットンの役割を大きなフレームで見ると、私たちの経営理念である「店づくりは人づくり。店づくりは街づくり。」という根幹にまで遡ることになります。店を創りながら、いかに街を創っていくのかという考え方に元々のスタートがあったことを考えると、創った店に人が集まり、結果街が出来上がっていくという流れについては、どちらかと言うとそれは街が出来上がっていく中で、店が副次的な役割を担っているという側面が大きいといえます。
 
 しかしその事業のステージが公園ということになると、店はまさに仕掛けそのものになります。そのため「店づくりは街づくり」という経営理念により直接的につながってくる。そうした事業への概念が求められます。
 
 私たちの経営理念を次世代のゼットンを担っていく人たちにどのように伝えていくべきかを考えた時、「わかりやすく伝える事業」を行い、そしてそれは、それまでのゼットンの事業の展開の仕方を変えていく必要があると感じていました。そしてそこに誇りを持ってチャレンジしてくれるスタッフを育成していくことが重要だと考えていました。
 
 そのようなときにタイミング良く都市公園法が規制緩和されるという流れが出てきて、公園内で物販ができるようになり、飲食の運営についても民間のアイデアを取り入れていこうという姿勢が広がっているという情報を得ました。そして具体的に葛西臨海公園の話が立ち上がったときに、「まさにこれが答えだ」と直感したのです。
 
 また、葛西臨海公園のような形で展開しようとしている公園は東京都だけでも40 カ所ほどありますし、地方に目を向けると、先日名古屋市から発表された指定管理者制度からPFI(Private Finance Initiative)に切り替える公園にいたっては、1500もの公園がリストアップされています。
 
 今後、このプロジェクトで得たノウハウを生かし、同様の案件にもチャレンジをしていきたいと考えています。
 
❒ 今回のプロジェクトでは具体的にどのようなことを行なっているのでしょうか。
 
 3 月1 日より従来からあるBBQ 広場の運営管理を受託。3 月16 日にハワイをテーマにした「PARKLIFE CAFE &RESTAURANT」(160席うちテラス60席)をオープン。4 月16 日には葛西臨海公園の象徴的な建築物であるクリスタルビューの中に「CRYSTAL CAFE」(72 席)をオープンしました。この2 つのレストランにはどちらもキッズスペース(プレイランド)を併設しており、お子様連れのファミリーに向けて便宜を図っています。
 
「CRYSTAL CAFÉ」では、海辺で楽しむことができるカフェ& BBQ をコンセプトとして店内でのカフェメニューの他に、店舗の前に広がる芝生で楽しむことができるテイクアウトメニューも提供し、我々はこれを「ピクニック事業」として括り今後の展開に向けてブラッシュアップしていきたいと考えています。
 
 さらにプレミアムBBQ を楽しめる「SORAMIDO BBQ」を展開し、ガーデンパーティーや絶好のロケーションを活かしたパークウェディングも行い、新しい公園の楽しみ方を提案していきます。
 
 また、将来的にゼットンが公園再開発事業を横展開していくことになることを見据え、今回の「PARKLIFE CAFE」をカフェブランドとして、また「SORAMIDO BBQ」をBBQ アウトドアブランドとしてパッケージ化させていく予定です。
 
 これらのブランドを強化していくことで、ゼットンが公園のリノベーターとしての立ち位置を築き、更に次のステージでは本格的に街づくり企業として展開していく我々の姿をイメージしています。そして次世代のゼットンのブランディングを推し進めていきます。
 
持続可能な成長戦略を具現化させる為、3 つの国際的な枠組み(2030 アジェンダSDGs、パリ協定、東京五輪持続可能レガシー)を基にサスティナブル経営にチャレンジ。
 
❒ これからのゼットンのビジョンについて教えてください。
 
 ゼットンは今年4 月、2023 年2 月期を最終年度とする4 カ年の中期事業計画「zetton VISION_19to23」を発表しました。根本である企業理念やビジョンを柱に、新たな経営戦略として「サステナビリティ」を掲げたのですが、今回の公園事業を「サステナビリティ」のアイコンとして打ち出していきたいと考えて「SUSTAINABILITYSTRATEGY 2019-20」を策定しました。
 
 飲食業においてサステナブル経営戦略を明確に打ち出しコミットしている企業はまだありません。そんな中、ゼットンが第一人者になりたいと考えていいます。
 

①持続可能な低酸素・脱酸素社会実現への貢献
② 持続可能な資源利用社会実現への貢献
③ 人権・労働に配慮した社会実現への貢献
④ 持続可能な社会を実現する地域づくりへの貢献
 
という4 つの課題に取り組みながら、それらの要素を葛西臨海公園での事業の中で1つ1 つ課題をクリアしていきたいと考えています。
 
 そしてサスティナブル経営は単なるCSRではない、れっきとした企業戦略であるということを証明しなければいけません。zettonの物づくりまた公園を始め地域づくりが精度の高いサスティナブル経営を土台に行われているからこそ、zetton の品質とグレードを高めていく事ができると考えています。

Profile
鈴木 伸典 氏
(Shinsuke Suzuki)

1971 年岐阜県生まれ。愛知大学法学部卒業後司法書士を目指すも、稲本健一氏と出会い、96 年㈱ゼットン入社。稲本氏をサポートしながら、新店の立ち上げを数多く手掛ける。2004 年副社長に就任。06 年稲本氏とともにゼットンを名証セントレックスに上場させる。16 年代表取締役社長に就任。現在に至る。

㈱ゼットン
http://zetton.co.jp/

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