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㈱ホスピタリティオペレーションズ コーネル大学ジョンソン・スクール在学生 大貫 冬斗 氏 × コーネル大学ジョンソン・スクール経営学修士号(MBA) 内藤 信也氏

「コーネル大学留学体験記」連載開始インタビュー  ジョンソン・スクールの2年で、リゾートビジネスの最前線で活躍できる知的基盤を構築したい

【週刊ホテルレストラン2018年09月21日号】
2018年09月21日(金)
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最先端のホテル経営学と
MBA を学ぶために留学を決意
 
――まずは、コーネル大学およびジョンソン・スクールやホテルスクールの概要から教えてください。
 
内藤 コーネル大学が創立されたのは、1865 年(慶応元年)になります。アイビーリーグの歴史の中で、コーネル大学は最も新しい総合大学であり、ゆえに理系の学部が多いことが特徴です。また、ホテルスクールを含め実学を扱うスクールが充実しています。ホテルスクール自体は、1922 年(大正11 年)に設立されています。日本との関わりは古く、創立間もない大正時代から当時の鉄道省が留学生を派遣していました。以来、数多くの日本人が留学しています。今のジョンソン・スクールの原型となるビジネススクールが設立されたのは、第二次世界大戦の終戦直後の1946 年です。その後、2016 年にホテルスクールとジョンソン・スクール、及びダイソン・スクール(農業経済系の経済学部)の3つの学校(学部)が、それぞれの学校の独立性を維持しつつ統合され、コーネル・カレッジ・オブ・ビジネスとして再編されました。翌2017 年には、もともと1984 年からビジネススクールのスポンサーであった米国の家庭用化成品メーカーである「SC Johnson & Son, Inc. (SC ジョンソン社)」がコーネル・カレッジ・オブ・ビジネスに多額の寄付を行ったことで、コーネル・SC・ジョンソン・カレッジ・オブ・ビジネスへと再度、名称が変更され、現在に至っています。
 
――大貫さんは、どのような流れでコーネル大学ジョンソン・スクールを目指したのですか。
 
大貫 ホテルだけでなく経営を幅広く学びたい、海外でビジネスを主導する力を付けたい、実践的で深さを持った学びを得るために2年間留学したい。その3つをすべて叶えてくれるのが、ジョンソン・スクールでした。私は、新卒で不動産デベロッパーに就職して以来、リゾートビジネスの上流を手掛けたいと思っていました。北海道のニセコのスキーリゾート・ホテルオペレーターに出向するチャンスに恵まれ、2年間ほど働くなかで、社内だけでなく、他の会社も巻き込んで大きなビジネスを仕掛けていくには、自分のキャリア・能力をもっと高めていかなければならないと痛感したんです。その際、国内事業を中心に力を付けていくか、それとも一度海外に出てインターナショナルな環境で成長してから戻ってくるか、どちらが良いかを考えました。悩んだ末に選んだ道が海外でした。コーネル大学は、ホテルスクールとして有名なので以前から知っていたのですが、プログラムが1年制である点がどうしても気になっていました。また、ホテル経営のみに集中するのではなく、幅広くマネジメントを学びたい自分にとっては、ホテル経営学とMBA の両立がベストなのではという思いもありました。それで結局、コーネル大学でMBA を取得しながら、同じ学内にあるホテルスクールの授業も履修できるジョンソン・スクールが選択肢となったわけです。
 
――1年間では短いと判断したのですね。
 
大貫 私自身、今まで海外に一度も住んだことがありませんでした。語学もほとんどゼロからだったので、どうしても1年間だと、深いレベルまでは学べません。浅く全体を眺めるだけで終わらせるのではなく、インターンシップ等も経験しながら実践的に深掘りした学びを得たかったので、やはり2 年間にしたいと考えました。
 
受験勉強と仕事、プライベートをこなしながら
MBA 留学のチャンスを掴む
 
――お二人の出会いのきっかけは何だったのですか。
 
内藤 私も2004 年から2005 年にかけてコーネル大学のジョンソン・スクールに留学しながら、ホテルスクールの科目も勉強しました。帰国後、ホテル産業でお仕事をさせていただくなかで、立教大学と日本ホスピタリティ・アセットマネージャー協会が進めていた米国のホテルスクール用教科書である『ホテルアセットマネジメント』の翻訳に関わりました。さらにその関係で、立教大学で社会人向けのホテルアセットマネジメント公開講座が開講された際に、私が講師を務めていた講座に大貫が受講生として参加してくれたのが出会いのきっかけです。まさに、彼が留学を検討していた時期でしたね。
 
――今、お二人は同じ会社ですよね。
 
大貫 私がホスピタリティオペレーションズに入社することになった背景には、複線のご縁がありました。前職の不動産デベロッパーに勤務している頃から、ホスピタリティ業界に関するセミナーに良く通っていました。その中の1つのセミナーの講師を当社代表の田中が担当していたのです。セミナーの終わりにお声掛けをいただき、その際に「将来はリゾートビジネスに関わりたい」という想いをお話ししたことがきっかけで、お互いに定期的に連絡を取ったり、施設を拝見させてもらうといったお付き合いが始まりました。また、海外MBA も含めた長期的なキャリアについての相談にものっていただく中で、今回のご縁を頂きました。現在は、休職という形で留学しています。
 
――留学される前も、大貫さんはお仕事でかなり活躍されていたとお聞きしています。
 
内藤 そうですね。大貫が当社に入社してくれてから留学するまでの1 年間、フランチャイズ事業部で一緒に働く機会がありました。その1 年の間に、3つのスマイルホテルを増やす契約を獲得できたのは、まさに彼の貢献と活躍のおかげです。
 
――内藤さんからご覧になって、大貫さんはどのように映りましたか。
 
内藤 一緒に働いてみて、大貫は非常に優秀だと実感しました。一緒に働いていた当時、大貫は仕事で結果を出しながら、ビジネススクールに向けた受験勉強もこなし、さらにプライベートでは結婚式の準備も進めており、まさに三冠王的な忙しさを見事にクリアしていました。彼自身、仕事と勉強、プライベートの3つを鼎立させたことは、人生における非常に貴重な財産になったのではないでしょうか。
 
――大貫さんが、ジョンソン・スクールを選ばれたことに対しては、どんな印象を持たれていますか。
 
内藤 すごく良い選択だと思いました。海外経験が初めての日本人が、英語環境の中で、ホテルマネジメントをしっかりと勉強したいとなると、どうしても1年間では、あまりにも短すぎます。学びの期間を2年間確保することに加えて、さらにリゾート産業を志向しているのであれば、ジョンソン・スクールでMBA に籍を置き、2年目にホテルスクールで、ホスピタリティ産業に特化した科目を勉強するというのは、非常に有意義ですし、役に立つはずです。

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