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2023年8月18日号 トップインタビュー BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel HOTEL GROOVE SHINJUKU,A PARKROYAL Hotel 総支配人 西川 克志 氏

2023年8月18日号 トップインタビュー BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel HOTEL GROOVE SHINJUKU,A PARKROYAL Hotel 総支配人 西川 克志 氏

【月刊HOTERES 2023年08月号】
2023年08月17日(木)
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----どの産業も人材不足の昨今ですが。採用状況はいかがでしたか。

 業界的に常に人手不足ではありますが、開業時にフル稼働できるだけのオペレーションは整っておりました。社内公募で全国の東急ホテルズ&リゾーツから集まった精鋭もいますし、外資系ホテル経験者など中途採用も、新卒も順調に集まりました。現場スタッフだけでなく事務方も、うまく社内のノウハウを循環させています。1割程度は外国人スタッフもおりますし、オフィスはダイバーシティ、まるで外資系ホテルに転職したかのような雰囲気だと言うスタッフもおります。
 
 ラグジュアリーホテルの経験がある人材は、やはり感性の部分、お客さまへの接し方などは即戦力になっています。若いスタッフは一緒に働きながら学んでもらえばよいでしょう。「ベルスター」に宿泊されるインバウンドのお客さまは、日本への想いが強く、来日前にはメールでリクエストをたくさん送ってくださいます。コンシェルジュもやりがいを感じているようです。どこまでお応えするのかが難しいところですが、できる限りのことはさせていただく方針です。徹底的にやって「よかったよ!」という旅になればと思います。外国人でも、若い方は地下鉄で移動し、ゴールデン街でバーホッピングなど…さまざまな飲食店を楽しまれているようで、地理的なルートのアドバイスもさせていただいております。
 
----ホテルパーソンというキャリアの魅力について、お話しいただけますと幸いです。

 旅行において宿泊業は欠かせない業種、ホテルは今後ますます、ラグジュアリーと宿泊特化という方向に二極化していくでしょう。私は日本の旅館の文化からきている温かなサービスをなくしたくないと思っています。旅館とホテルは全く別物だと思いますが、日本のホテルですからお客さまに寄り添うサービスをしていきたい。そもそも日本人はサービス業、ホテルパーソンに向いていると思います。例えば田舎のおばあちゃんが、お客さんが来るとなったら、掃除をして布団を干して、ご馳走を作ってお迎えする。そういったマインドが生来、備わっているのですから。
 
 私自身は海外のリゾートでの勤務が多く、またコロナ禍の 2年間はオペレーションがままならぬ状況下でしたが、改めていま現場が好きだと感じています。ホテルでは年齢も業種も職種も異なる、さまざまな方々にお会いできる…、それがなんとも楽しい体験です。一方で、心無いお客さま対応に疲弊するサービス業従事者も大勢います。少なくとも私はスタッフを全力で守り、育てていきながらこの仕事で得られる魅力を伝えていきたいと思います。というのも、ホテルパーソンがハッピーで居心地のよい職場でなければ、素敵なサービスは提供できないからです。一人一人としっかり向き合い、心からの笑顔で働けるそんなホテルにしていきたいと考えています。

 

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