今後の日程
業務提携にかかる覚書の締結日:平成27年10月28日
ホテルのリニューアルオープン日:平成28年上半期(予定)
今回の提携は急増する訪日外国人のホテル需要をはじめとするインバウンド消費に応えるための、宿泊特化の都市型ホテルの共同運営を目的とするもの。
第一号案件として、2016年上半期に名古屋市近郊で「SpringSunny Hotels & Resorts」ブランドのホテルをリニューアルオープンする予定。客室面積25㎡と、充実したメニューのレストラン、大浴場、会議室、大型車駐車場等を備える。家族連れのゲストのニーズに対応できる和洋室タイプの部屋の提供のほか、一人でもご家族でも寛げる屋上庭園、中国語対応、無料WIFIなどのサービスも提供していく。さらに、春秋航空のホームページや春秋旅行でも予約できるようにするほか、割引キャンペーンを実施するなど、さまざまな販売促進施策を進める。
今後3~5年の間、共同で200億円程度を投じて、日本の主要な観光都市にてホテルチェーンの展開を目指す。また、ホテルを保有し運営する形態のみならず、ホテルオーナーから運営を受託する形態や、オフィスからホテルへのコンバージョンなどにも取り組む。
今回の業務提携によりサンフロンティア不動産は長期的に安定した運営収益を得られるとともに、保有する不動産の価値の向上が期待できる。一方、春秋グループは、日本国内の不足している宿泊施設を確保し、航空券単品ではなくパッケージ商品として販売できるようになる。両社は本件を通じて、中国をはじめ世界から日本を訪れる観光客の利便性を向上させ、さらに日本各地の経済発展にもつなげていきたいとしている。
ブランドロゴ
「SpringSunny Hotels & Resorts」のブランドロゴは、両グループの企業ロゴを基調に、グリーンとイエローの色調を活かし、自然の豊かさと明るく元気な様子をイメージしたもの。
「3S」の形は、春秋グループのロゴと同様に、旅行の構成要素である「SUN/SAND/SEA」と「SINCERITY/SAFETY/SMILE」を意味している。また車のハンドル、飛行機のファン、船の推進器もイメージしている。
提携先の概要
名称 上海春秋投資管理有限公司3
所在地 中国(上海)自由贸易试验区富特西一路473号二层B74室
代表者の役職・氏名 董事長 王煜
事業内容 旅行関連不動産への投資、旅行関連事業の運営
資本金 2,000万人民元(約3.8億円)
設立年月日 2015年6月1日
なお、本提携先と当社との間には、記載すべき資本関係、人的関係、取引関係はありません。
春秋グループの概要
春秋グループは、観光・旅行事業や航空事業を主軸に、不動産や貿易等、多岐に渡ったビジネス展開をしている。
上海春秋国際旅行社有限公司(春秋旅行)は、中国国内では北京、西安、広州等51支店を有し、また海外には米国やタイ等の7拠点を有している。同社の子会社である春秋航空股份有限公司(春秋航空)は、上海を拠点とする民間航空会社であり、中国唯一の格安航空会社(LCC)。両社は連携してパッケージ商品、個人やグループ旅行商品を作ることができる独自のビジネスモデルを活かして団体旅行等を提供しており、1994年以降毎年、中国の国家旅遊局の国内観光ランキングで1位を獲得するなど、その商品やサービスは高く評価されている。
春秋旅行及び春秋航空は、日本市場をグローバル戦略の中で最も重要なマーケットと位置付け、2010年に上海から茨城の航空路線を開通して以来、現在は中国の18都市と日本の8都市を結ぶ計26路線を運航し、日中間の航空総量の20%近くを占めるようになった。また同グループは春秋航空日本株式会社を2012年に設立し、2014年8月1日から成田を起点とした日本国内線の運航も開始した。
2015年度の日本への送客量は延べ120万人を超える見込み。特に中国18都市から大阪、名古屋への定期便の需要は極めて高く、他の中国大手航空会社も相次ぎ大阪、名古屋路線を増便し、観光産業に大きな活気をもたらしている。
春秋グループは、格安運賃の提供により新たな需要を喚起し、利用者の利便性の向上を目指すことで地域経済の活性化に貢献し、加えて、中国人旅行客の日本への集客を促進させ、国際相互理解の増進及び観光立国日本の実現に寄与するとしている。
サンフロンティア不動産
http://www.sunfrt.co.jp/