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2022年9月2日号 トップインタビュー (株)東急ホテルズ 執行役員 ザ・キャピトルホテル 東急 総支配人 志村 恒治 氏

トップインタビュー (株)東急ホテルズ 執行役員 ザ・キャピトルホテル 東急 総支配人 志村 恒治 氏

【月刊HOTERES 2022年09月号】
2022年09月01日(木)
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個々の力を伸ばすことこそマネージメントの力量

----志村総支配人は、前職は新宿ホテル計画準備室長など数々の業務をご経験されておられます。これまでの経歴を教えてください。

 東急線沿線に住まいがあったことやグループ内にサービス業があることが決め手となり東京急行電鉄(株)(現・東急(株))への就職を決めました。入社後は、大森東急インとグループのガソリンスタンドにて半年ずつ現場配属を経験し、その後、本配属でホテル事業部への配属が決まりました。ホテル事業部では、ファイナンスを担当することになり、経営分析、新ホテルの開発計画に取り組みました。
 
 その後、今井浜東急リゾート(現・伊豆今井浜東急ホテル)で 1年間、勤務したのち、東京急行電鉄(株)(現・東急(株))で随行秘書に就きました。ここで歴代のトップたちの行動や考え方を目の当たりにできたことは、とても貴重な経験だったと今も思います。
 
2000年前後には、東急ホテルチェーンと東急インチェーンの統合に伴う調整業務にあたりました。ホテル開発においては、1996年札幌エクセルホテル東急、2004年羽田エクセルホテル東急に携わり、同年には「キャピトル東急ホテル」の建て替えの検討に加わりました。新ホテルのカテゴリーや客室規模・数、付帯施設などを定め、国内外の建築家、デザイナーと多くの共通体験を重ねて議論をし、新しいホテルをつくり上げることに貢献したと自負しております。
 
 新ブランドの立ち上げにゼロから携わった思い入れのあるホテルでもありますので、一層、ザ・キャピトルホテル東急の“現在地”を再確認しながら、ブランディグに尽力したいと考えています。 
 
----これまでのご経験は、コロナ禍でどのように生かされたと感じますか。

色々な経験を積む中、特に困難な状況に陥った際は、年齢、ポジションにかかわらず、より幅広い意見に耳を傾け、社員の能力を引き出すことが大切だということを実感してまいりました。一人一人のスタッフを信じてさまざまな仕事を任せることで、通常期ではなかなか目を向けることが無かったテイクアウト商品の強化や、ホテルにご来館いただかなくとも、ホテルの企画を体験いただける動画配信などが生まれたと思っています。
 
 もちろん昨今、問われている効率化や省人化はコスト管理の上で重要かつ必要ではありますが、スタッフとのコミュニケーションをより円滑にすることがマネージメントとして大変大切なことだと思っております。

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