JNTOは 12月 2日、2020年の「国際会議統計」を発表した。 同調査によると、20年に日本で開催された国際会議の参加者総数は前年比95%減の 9万 6271人(うち外国人参加者数 6603人)、現行基準での統計では過去最低となった。開催件数は前年比94%減の 222件。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う水際措置の強化により、外国人の会議参加者が入国困難となり、オンライン手法などの活用により新たにリモート会議を導入する動きが 5月以降増加。上記の 222件に基準外会議を含めると900件の会議開催の報告があった。
開催都市別の外国人参加者数は最多の東京 23区(1620人)、北九州市(1083人)、京都市(562人)の順。
中・大型国際会議開催件数では前年比97.2%減の 13件、全件数(222件)に占める割合は 5.9%だが外国人参加者数は約 4割近くを占めた。
月別開催状況を見ると95%が 1月と 2月に開催されており、その後、中止や延期を余儀なくされ 3月に激減したものの5月以降は徐々にリモートへシフトしていく開催形態の変化が読み取れた。