第23期の卒業式
2015年9月26日、主婦会館プラザエフで『第23回 日本カジノスクール卒業式』が開催され、48名が卒業した。当日は、卒業証書授与、校長賞授与のほか、懇親パーティーなども行なわれ、華やかな卒業式となった。
総卒業者数は567名
2015年第23期卒業者数は合計48名。内訳は「国際プロディーラー学科 総合短期集中3カ月コース」12名、「国際プロディーラー学科 総合6カ月コース」13名、国際プロディーラー学科 総合1年コース」4名、「国際プロディーラー学科 総合自由受講コース」19名。
これで同校からの総卒業生数は567名となった。
卒業生の主な進路は、海外の本場カジノへの就職、登録イベントディーラー「カジノクルピエ」、海外提携スクールの研修生、日本でのカジノ合法化に期待して、日々研鑽を続ける形である。
来賓からの祝辞
卒業式に来賓として出席した3名の祝辞を記載する。いずれも激励がこもったメッセージであった。
「開校以来12年間、情熱をもって日本のカジノ実現に向け行動している大岩根校長に
敬意を表します。2020年東京オリンピックへ向けて、観光産業は大きく動きます。新
しい産業であるカジノの大きなチャンス。それまでに学んだ技能を活かせるよう、大
いに磨きをかけてほしい」(日本ホテルスクール 校長 石塚勉氏)
「これから日本を支える大きな産業の中心になる第一歩がこの卒業式だと思います。デモなど、近年になく政治に対して若者や女性が声を上げ始めた今、12月にIR推進法が通るように、カジノが産業に必要だと声を上げ、カジノを誤解している人への取り組みをしてほしい」(博報堂 IR/MICE担当部長 栗田朗氏)
「IRとは、カジノだけではなく都市づくりです。ソレアリゾート日本オフィスでは、皆
が驚くような世界で初めての企画を練っています。日本でカジノが解禁され、ソレアジャパンができた日には、皆さんにすぐに戦力となってほしい」(ソレア・リゾート&ホテル・マニラ 日本デスク 桐山満啓氏)
卒業生の活躍先
今期、本場カジノのマカオにて、ジャンケット・インターンとして2名が採用された。同校からは、シンガポールの2軒の大型カジノで活躍する延べ30名以上の卒業生がおり、同校で学んだことが本場でも通用することを物語っている。
また、卒業生のうち希望者は、スクール運営母体である(株)ブライトの登録ディーラー「カジノクルピエ」となり、豪華客船「飛鳥Ⅱ」や「ぱしふぃっくびいなす」のカジノ、直営店のお台場「カジノヴィーナス」や一流ホテル等でのカジノイベントでディーラーとして活躍する。現在381名が在籍し、今期新たに14名が登録予定だ。
中には、海外提携スクールの研修生になる人も。ラスベガスの老舗スクール「PCIディーラーズ・スクール」の特別プログラムを受講し、本場カジノさながらの環境で、さらなるディーリング技術に磨きをかける。なお、これまでに75名が受講し、修了している。
大岩根成悦校長と第23期最優秀学生賞を受賞した寺井達彦さん
日本版IR実現に備えて
カジノ関係に就職せずとも、卒業生全員がOB会組織「CASINO倶楽部」に所属することができる。IR推進法案が秋の臨時国会で審議される見込みで、カジノ合法化が迫っている。この状況の中で、OB会組織で情報交換・共有することで、日本版カジノに期待しながら日々研鑽を続けていく動きもある。単にスクールを卒業して終わり、というわけでない。日本カジノディーラーズ協会認定校である同校は、日本版カジノの中心におり、今後、IR法案が成立することで、さらなる注目が集まることだろう。
日本カジノスクール
http://casinoschool.co.jp/