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2021年7月9日号 トップインタビュー (株)温故知新 代表取締役 松山 知樹 氏

トップインタビュー (株)温故知新 代表取締役 松山 知樹 氏

【週刊ホテルレストラン2021年07月09日号】
2021年07月08日(木)
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地に足をつけたサステイナブルな事業拡大を指向

----今後の開業予定施設を見ると、シャンパンホテル、ケイリンホテル、洞窟レストランなどエッジのきいたユニークなものが多いのですが、成功しそうな案件がわかるのですか

当社はご相談のあった案件のみを検討対象としていますが、第一スクリーニングでピンと来るのが 100案件ののうち10件くらい。その 10件については、もう少し踏み込んで企画を検討しますが、実際に完成まで漕ぎ着けるのはそのうち1件くらい、でしょうか。当社はオペレーターであり、投資判断まで自社内で完結できない構造で、どんなに良い企画だったとしても、オーナーや金融機関のところで判断保留になることがあります。あのとき、あれをやっておけばよかったのに、と思えるもったいない企画もたくさんありました。シャンパンホテルやケイリンホテルは運よく生き残ったプロジェクト、ということになりますね。 
 
----シャンパンホテルはいつごろ開業予定ですか

来年春を予定しています。本件は建築家の小川先生からのご相談で、もともとはビジネスホテルをつくりたいという話だったのですが、周辺は競合施設の建設ラッシュでいかにも埋もれてしまいそうなので、シャンパンホテルというコンセプトを無理やりひねり出しました。シャンパンメゾンとコラボレーションした部屋を作り、メゾンからシャンパンもプレゼント、という日本初のホテルで、シャンパンを楽しめる鮨レストランも設けています。客室数は当初計画の 30室から 15室にまで減らしましたが、ADRは 5万程度が目標で、高単価を狙っていきます。 当社の場合、誰がやってもうまくいきそうな案件が持ち込まれることは少なく、様々な制約がある中で精一杯知恵を絞り、何段階もの関所を超えた企画だけが実現する、というような流れです。
 
----上場や海外進出は視野にいれているのでしょうか。

TOKYO PRO Marketへの上場準備を進めています。上場は派手にお金を集めるのではなく、会社に対する投資家からの信頼度向上、また採用力強化のため、という位置づけです。
 
  いまは海外へ積極的に出て行こうとは思っていませんが、中国などから引き合いはあり、検討はしています。中国ではマーケットの成熟度が上がってきていて、より豊かな生活を求めるフェーズに入っています。当社が手掛けているようなスモールラグジュアリーホテルはこれからが本番でしょう。ただ、中国でどんどん展開していくというよりは、中国国内におけるokcs(オックス)ブランドの認知度を高めていくことが主目的と考えています。 
  
----今後のビジョンについて教えてください

当社では、闇雲な規模拡大は目指しておらず、「前年より良くなり続けること」を目指しています。今後は新規の開業案件がいくつか続くのでそれにしっかり取り組むことが第一です。一方、既存の運営施設は既にそれなりの評価をいただいていますが、まだクオリティーを上げられる余地があると考えております。歩みを止めてはいけません。
 
  社内には、当社は「宿を磨き続ける集団」と話しており、こうした企業カルチャーをより根付かせること、また社員の感性を引き上げていくことがこれからの継続課題です。業界他社と競争するのではなく、独自の路線で新たな需要を創り出していくことを目指していきます。

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