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2021年5月28日号 トップインタビュー (株)アゴーラ ホスピタリティーズ 代表取締役 ゲイリー・クォック 氏

トップインタビュー (株)アゴーラ ホスピタリティーズ 代表取締役 ゲイリー・クォック 氏

【月刊HOTERES 2021年05月号】
2021年05月27日(木)
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早期に日本の魅力に可能性を見出す。 その魅力は今後も変わらない

----ホテルを全国で展開するホテル運営企業としてのアゴーラ ホスピタリティーズのコンセプトについて教えて下さい。

アゴーラ ホスピタリティーズのアイデンティティは、先にもお話をした「美しい日本を集めたホテルアライアンス」のビジョンを軸に、日本のお客さまはもちろん、海外からのお客さまを迎え、おもてなしをすることにあります。

私たちは、日本はデスティネーションとして非常に大きな魅力を持っていると考えています。2009 年、まだ日本の訪日外国人旅行者数は約679万人でしたが、当時よりもっと大きなポテンシャルを持っていると感じていました。2019 年には約3,200 万人と、その見込が正しかったことが分かります。今、コロナ禍で状況は短期的に変わっていますが、日本は非常に魅力的なデスティネーションであり、大きなポテンシャルを持っていることに変わりはありません。

----御社はホテル運営のみでなく、賃貸借はもちろん、所有でもホテル展開をしています。今後もその方針は変わらないのでしょうか?

私たちはホテル運営だけではなく、賃貸借から所有まで幅広い形態でホテルを展開しています。企業成長の観点から、アセットライトだけでなくアセットヘビーまで、柔軟に幅広い選択ができることは大きな強みですし、これまでもそれによってビジネスチャンスを得ることができました。その点は変わらない弊社の強みです。

----その点では、今回のコロナ禍でホテル不動産の価格も下がるという見方もあり、御社にとっては好機であると見ているのでしょうか?

私も含め多くの投資家は、今回のコロナ禍で不動産価格が下がるということを予想し、マーケットを注視しています。一方で、プライムロケーションにおいて、過去一年間はそこまで顕著な動きは見られません。先にもお伝えしたように、日本は魅力あるデスティネーションであり、日本国内また、世界中の投資家が投資の機会をうかがっています。その点では、過度な期待をすることなく冷静に見ていますが、ビジネスを広げていくべく、チャンスを掴んでいきたいと考えております。

 

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