森トラスト株式会社、森トラスト・ビルマネジメント株式会社、森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社など、森トラストグループ35社(森トラスト、連結対象子会社31社、持分法適用関連会社3社)は2021年3月期の連結業績を発表した。
以下、ニュースリリースより抜粋。
■森トラストグループ 連結業績 (2020年4月1日~2021年3月31日)
○ 2021年3月期は、営業収益2,514億円(前期比:7.6%増)、営業利益582億円(前期比:1.0%減)となりました。ホテル関係事業における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたものの、賃貸関係事業において新規物件の稼働が寄与したことや、不動産販売事業が好調に推移したことから、営業収益は4期連続の増収となり、営業利益は若干の減益にとどまりました。
○ 経常利益が598億円(前期比:0.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が354億円(前期比:12.1%減)と、減益となりました。
○ 2022年3月期の予測では、営業収益2,600億円(前期比:3.4%増)、営業利益600億円(前期比:3.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が370億円(前期比:4.2%増)となる見込みです。
【2021 年3 月期の業績ハイライト】
〇 「賃貸関係事業」は、2020年3月に竣工した「神谷町トラストタワー」の稼働が通年で寄与したことや、既存物件の稼働が堅調に推移したこと、また、2019年3月に取得したサンノゼのオフィスビルの稼働が通年で寄与したことから、前期比97億円増となる829億円の営業収益となりました。
〇 「ホテル関係事業」は、「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」(2020年7月オープン)、「JWマリオット・ホテル奈良」(2020年7月オープン)、「東京エディション虎ノ門」(2020年10月オープン)の新規稼働が寄与したものの、緊急事態宣言の発出をうけて19施設を臨時休業とするなど、新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、前期比161億円減となる224億円の営業収益となりました。
〇 「不動産販売事業」は、オフィスやマンション分譲が好調に推移したことが寄与し、前期比203億円増となる1,249億円の営業収益を計上し、「その他事業」は前期比39億円増となる211億円の営業収益となりました。
上記の結果、営業収益は2,514億円、営業利益は582億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は354億円となりました。また、中長期ビジョン「Advance2027」で定めた、営業収益2,300億円、営業利益550億円という最終年度の数値目標を、2020年3月期に続き2期連続で達成しました。
【2022年3月期の業績予測】
○ 「賃貸関係事業」は、神谷町トラストタワーの通期稼働率の向上も見込まれ安定的に推移し、830億円の営業収益を見込んでいます。
○ 「ホテル関係事業」は、新型コロナウイルスの感染拡大により先行き不透明な状況が続くものの、国内観光客を中心とした観光需要の緩やかな回復による既存ホテルの稼働率向上が見込まれることや、2020年に新規開業した3施設が通期稼働することから、300億円の営業収益を見込んでいます。
○ 「不動産販売事業」は住宅分譲事業が好調に推移することや、オフィスの分譲を見込んでいることなどにより1,300億円を、「その他事業」は170億円の営業収益をそれぞれ見込んでいます。
上記の結果、22年3月期の業績は、営業収益は2,600億円、営業利益は600億円、親会社株主に帰属する当期純利益は370億円となる見込みです。
上記予測につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束状況やそれに伴う経済活動再開後の見通しが困難な中、現時点で可能な範囲で算出しております。なお、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期等により、実際の業績は変動する可能性があります。
※本資料に記載の業績予測は、本資料の発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいています。実際の業績は、今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
■森トラストグループの財務状況の推移】
【自己資本および自己資本比率の推移】
2021年3月期においては、自己資本4,524億円、自己資本比率39.3%となりました。
森トラスト株式会社
https://www.mori-trust.co.jp/