老舗ホテルのバイキングの第一弾のメニューは3000 円を切る。今までに数十回そちらのホテルに宿泊した。今までは来たい人が来ればいいと言わんばかりの展開であった。今回は、はじめてのお客さまへの歩み寄り方だ。少しよいものを食べたいと思うときの、下限価格に食い込んだ展開だからそう感じる。ホテルに入る前から店頭での告知もしっかりと行なっている。
今、必要なのは、客数アップ。集客する商品を決めて臨むのが重要な取り組みとなる。ホテルの料理が3000 円を切る価格で食べられるという、価値と価格のバランスは、お客さまにとっての集客目玉になりえる商品だ。第一弾ではずみをつけて、第二弾に突入。老舗ホテルでは、年末に向けた第二弾は別メニューで、もう一段上の内容の展開が決まっているようだ。
2020年12月18日号 サービス・イノベーション-Part2~現場と本部が一体で進めるイノベーション~
203 自分たちの技能を集客する商品に凝縮して打って出る
【月刊HOTERES 2020年12月号】
2020年12月15日(火)