このキャップレートとは、ホテルの純収益から価値を求める際に使用する利回りです。「収益価値×キャップレート=純収益」より、逆に「純収益÷キャップレート⇒収益価値」として収益価値を試算する際の指標となります。ホテルのキャップレートは、リーマンショック以降大幅に上昇に転じ(収益価値は逆に下落する)、その後もSARSや大震災等の影響を受けてきました。昨今ではホテルを取り巻く外部環境に好材料が揃い、2012年以降当該利回りは低下傾向を強く示しています(ただし今回、1年後のキャップレート変化予測については、全国平均で+ 0.01%という結果でした)。
2020年1月31日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考
第384回 ホテル旅館のキャップレート調査(12)
【月刊HOTERES 2020年01月号】
2020年01月30日(木)