銀座と六本木ヒルズで展開している「日本の1つの真正なる美の基準を次世代に伝承し継承を促すこと」を理念とした衣料品と雑貨を扱う和の美の専門店
■エンターテインメントの点でIR 施設に期待されることはありますか?
先ほどもお話ししましたがやはりクラブに関しては幅広い楽しみ方のできる充実したものができてほしいと思います。
財団設立記念展覧会「Mon YVES SAINT LAURENT」ファッションショー。イヴ・サンローラン氏がデザインした服のこだわりやデザイン性を伝えるために、80~90年代を中心としたオリジナルアイテムをベースに現代のアイテムをリミックスしたウルトラやEDC のようなテイストのダイナミックなイベントが常時あるのもいいですし、さまざまなジャンルの音楽が流れている箱がたくさんあるクラブの複合施設のようなものができるのもいいですね。
私自身はあまり感じませんが、海外から日本に来られた方たちからは「夜遊びに行く場所がない」「踊りに行ける場所がない」「そういった場所についての情報がない」といった声をよく耳にするので、IR 施設というシンボリックな施設の中にそれらができることはインバウンドサービスの向上という点からもよいと思います。
また大箱のガールズバーや複合型の居酒屋などを施設内に作るのも面白いのではないでしょうか?
IR 施設の中にそういうものを作るのであれば会計の明朗性やお客さまと従業員の距離感など“楽しさと健全さの共存”が可能ですし、コンシェルジュサービスなどもリスクなくお客さまを送客できます。
これはエンターテインメントに限らずですが、海外への集客導線の作り方に成功すれば日本のIR 市場が持続的に成長することも可能だと思いますので、いかにしてそれら導線を作るか? という視点も大切にした市場設計を期待したいと思います。
日本服飾文化振興財団では「服飾文化の振興と共に、次世代の豊かな社会を創造する」の理念のもと、展覧会やファッションショー、セミナー等を積極的に開催している
ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店リニューアルオープンレセプションパーティー。ドラァグクイーンの皆様も登場し華やかな夜に