㈱オータパブリケイションズ 執行役員
山下裕乃
いったい誰を信用して良いのか、ときどき戸惑うときがあります。突然、深刻な表情でいかにも“私は真実を述べています”と言わんばかりに、〇月〇日にと日にちまで経過を追って語ります。日にちまで明確であればまちがいないかな? と納得はするものの、対象者に話を聞くと“あれれ?”という回答が返ってきます。日にちはほぼあっているのですが、そのときの描写が異なるのです。喧嘩とは言いませんが何かの仲裁というか中間的な立場にいると、そのようなことが時折、起きることがあります。
別段、特別に紹介したわけではありませんが、つい先日も女子会の席で同席だった人と親しくなった方が仕事の話を持ち掛けた結果、“あの人はいったいどういう人なの?”という連絡が入りました。と言われても双方納得の上で商談したのでは? と言いたいところですが、確かに元を正せば私がお誘いした人であり矛先を向かれても仕方がないか、と納得するしかありません。どうやら、正当に言われたことに逆切れしてしまったようです。