世界から日本に多くの人がやってくるようになる中で、価値ある体験であれば喜んでお金を払う人々も増えてきている。これまで通りのものを売るのではなく、そういったニーズをつかむことで売り上げを上げられる可能性は十分にある。
旅行市場が世界的に成熟をする中で、どこへ行って何を見て(食べて)、宿泊をするというような、いわゆる「パッケージ」の旅行は少なくなっている。ハワイでサーフィンをする、ゴルフをする、またはスパを楽しむであるとか、フランスに行って星付きレストランを回り、途中シャンパーニュ地方でシャンパンハウスを巡るとか、目的を明確に絞り込んだ旅行が主流となっている。どこに行く、ではなく、そこに行って何かをやるという明確な目的があり、それに合わせてホテルやレンタカーを手配するなどプランを練るようになっているのだ。