㈱フェイス
代表取締役
福永 有利子 氏
レストラン・ゲストハウスのウエディングプランナーから各現場の管理職としてマネジメントを担い、確実に業績を伸ばしてきた。2003年にウエディングプランナー養成スクール講師を始め、2006年から2015年まで大学にて非常勤講師として教壇に立つ。2006年堂島ホテル婚礼部長、2008年同ホテル副総支配人。2009年に㈱フェイスを設立。代表取締役に就任し、現在に至る。現在は、全国のホテルやゲストハウスにて成約率向上を目的としたトレーニングや、集客戦略立案・実践支援などのコンサルティングに加え、会場のビジュアル改善や各種販促ツールの制作など、ウエディング事業の収益改善に向けた業務支援を幅広く行なっている。また、現役ウエディングプランナーの人材育成や専門学校生やウエディング業界への転職希望者などを対象としたスクールも開講。今後は、ウエディング業界を超えて、ホテル・ホスピタリティ業界にて、人材育成マネジメントを広く担っていく。2018年4月から神戸国際大学客員教授。著書 : 『ウエディングプランナーじゃない、アカンのは上司や! 悩める管理職のアメムチ19の育成術』
㈱ファインド・シー
代表取締役社長
小髙峯 康行 氏
1969 年生まれ、鹿児島県出身。91 年4 月㈱リクルート入社。5 年間の営業を経て、組織人事コンサルティング室へ異動。プロジェクトマネージャーとして大手企業から中小企業の採用・組織人事・人材育成のためのコンサルティング活動を行なう。99 年9 月退社。2002年3 月㈱ファインド・シー設立、代表取締役社長に就任、現在に至る。
㈱ファインド・シー
代表取締役
大星 光世 氏
1966 年生まれ、福岡県出身。90 年4 月㈱リクルート入社。6 年間の営業の間に、年間MVPを受賞する。その後、組織人事コンサルティング室へ異動、プロジェクトマネージャーとして人材採用・人材教育に関するコンサルティング活動を行なう。99 年8 月退社。㈱NTTドコモを経て、2002 年3 月㈱ファインド・シー設立、代表取締役に就任、現在に至る。
経済復興を目指した戦後、好景気で華やいだバブル期、そしてバブル崩壊やリーマンショックなどによる経済氷河期の時代など、国や人々を取り巻く環境は常に変化している。それとともに「働くこと」に対する考え方もまた変化する。企業の持続的成長に欠かせないものが“人”であることは不変だと思うが、今の若手ビジネスパーソンはかつての“企業戦士”ではない。「大きさ」や「安定」ではなく、自身をさらに成長させることができる可能性を秘めた企業を求めている。そこで今回は企業を構成する人と組織の新しい型=「CATA」の考え方を取り入れた経営支援サービスを手掛けている㈱ファインド・シー、小髙峯康行社長と大星光世社長にお話を伺った。
福永 独立された2002 年ごろは1990年初頭からのバブル崩壊が尾を引き、特にサービス業界においては経営が厳しく新卒者採用を積極的に行なうことができない時代でした。バブル崩壊以降の約10 年間は発展的な組織改革や人材採用、育成が滞っていたころです。ところが今は、多くの業態や業種、企業において人材不足は深刻化しており、少子化問題もあり、新卒者が業種や企業を十分に選べる時代になりました。
大星 今の世代は旧態依然とした組織やルールの中で働くことを敬遠します。“なぜ、先輩たちが作った(既に合理的ではなくなったかもしれない)枠の中で働かなくてはならないのか?”という疑問を抱いています。それよりも自分の能力や個性を十分に活かせ、自分自身が成長できる企業を求めています。例えその企業の待遇がベストでなくても、働きがいや成長実感を感じることができれば意欲的に動くのです。では、若い世代を活かし、成長を促進するポイントは何か。われわれは、管理職の方々に(自分たちの若いころとは明らかに異なる現在の)若い世代をマネジメントするための基礎となる「CATA」を身に付けてもらうことだと考えています。