㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
㈱かりゆし 代表取締役社長 當山 智士 氏
年間約1000 万人近い観光客が訪れている沖縄。近年は韓国、台湾、香港、中国など、距離的にも近い至便さも後押しし、マメに足を運んでいるリピーターも増加している。沖縄は言うまでもなく観光立県として日本の観光産業をけん引している。外資系ホテル始め、多くの観光事業に関わる企業が沖縄に集中する中、1962 年より沖縄観光の活性化にチャレンジし続けている企業がある。それがカテゴリーの異なる6 つのホテルや関連企業を運営する㈱かりゆしだ。転職率2%、65 歳以上のシルバー層の雇用にも積極的に取り組んでいる當山智士社長にお話を伺った。
福永 御社は1962 年に観光ホテルを立ち上げ、年間約1000 万人におよぶ観光客数達成に向けた基礎を築き上げてこられました。沖縄は国内に限らず、海外からもリゾート地として注目され、ますます多くの観光客が訪れることが予測されています。その中で転職率数2%、シルバー層の雇用、ワークライフバランスを大切に働きやすい職場環境改革に取り組んでいらっしゃると伺いました。
當山 外資系ホテルや宿泊を中心としたホテルの進出計画など、沖縄の地に多くの企業が乗り込んできています。昨年はついにハワイを超える観光客数を得、今後、さまざまな計画とともにますます沖縄における観光事業は発展していくことでしょう。県内の観光産業は発展する中でホテル事業を考えればライバルが増えることになります。その中で当社の強みは沖縄資本のホテルであることです。55 年間、沖縄の地に根を張り観光振興に貢献してきました。そこには“沖縄でがんばる”という強い信念と、かりゆしイズムこそ、他社に負けない強い意志があります。客室数は創業時の約100 倍となり、2020 年に2000 室100 万人以上の宿泊数を目指しています。常に時代をとらえた新しいホテル作りにチャレンジし、沖縄観光に新たな風を送り込んでいきたいと思います。