

スマホ世代の若者に限ったことではなく、職場環境の変化やセクハラやパワハラ問題がフォーカスされる中で、どのようにコミュニケーションをとっていくべきか悩んでいる管理職も多い。しかしながら相手を理解するという思いやりのあるコミュニケーションが信頼関係の構築には欠かせないことである。そこで信頼関係を築くスキルを「PRIMECOMMUICATION」と定義し、特化した教育プログラムやコンサルティングを実施しているのが㈱プライムコムだ。国内外で活躍中の網野麻理社長にお話を伺った。
福永 網野さまは、VIP 顧客の対応が必要な企業のコンサルティングや接客指導研修、また学生を対象とした「おもてなしスキル」の教育、東京五輪を目指すアスリート向けメンタルコーチやミス鎌倉代表への講師に選任され、2017 年には海外企業(中国)へのおもてなし研修を開始されるなど、幅広い分野でご活躍されていらっしゃいます。始めに起業にいたるまでの経緯などをお聞かせ下さい。
網野 1993 年に㈱ジェーシービーに入社し、ゴールドカード、プラチナカード会員向けのコールセンターへ配属となり、VIP のコンシェルジュをつとめていました。14 年間で延べ16 万人以上の顧客対応に携わり、エグゼクティブとの信頼関係を構築する独自のコミュニケーション術を確立することができたのです。その時の経験をベースに2013 年㈱プライムコムを設立しました。おもてなしのマインドや接客、コミュニケーションを中心とした研修やコーチングなど、人材育成全般のお手伝いをさせていただいています。また学生向けの教育や海外企業に向けた研修など、幅を広げて活動しており、2011 年に立ち上げた女性を応援する「イイオンナ推進プロジェクト」は今年で8 年目を迎えます。