今やゲスト側から見れば多様な選択肢があふれている時代。そのような中で選ばれ、勝ち残るためには“普通のこと”をやっているだけでは十分ではないということを強く認識すべきであろう。
先日、ある大手インターナショナル企業の日本代表を務める知人から連絡があり、彼がマネジメントするエリアに韓国が入ることになったので、韓国に年間100 泊くらいすることになりそうだ、と連絡が入った。そして、彼が興味ある韓国のホテルをピックアップするので、そのホテルがいくらぐらいの提案をしてくれるか知りたいのでつないで欲しいと相談を受けた。よくある話でもあるので彼が候補にあげた複数のホテルの幹部にコンタクトをとり、提案をもらえないかと相談をしたところ、ほとんどのチェーンからはすぐに積極的かつ魅力的な提案が返ってきた。しかし、ある大手インターナショナルチェーンからは想定外の返答があった。国をまたぐので法人契約の有無やその内容を確認したいので、その企業について詳しいことを聞きたい、と言うのだ。