観光市場が国際化する中で、われわれが闘うべき相手は国内、ましてやエリア内の競合ではなく、世界中のホテルとなっている。ハードだけでなくソフトを磨く努力こそが、今、観光立国を目指す日本に求められているのである。
先日、『新・観光立国論』(東洋経済新報社)でおなじみの英国人のデービッド・アトキンソン氏の新著『世界一訪れたい日本のつくりかた』(東洋経済新報社)を読んだが、彼らしい的を射た指摘があった。
同氏は、日本のホテルは長く国内だけの市場に目を向けてきたせいで、1 泊10 万円以上を払うようなゲストに対する「サービス」が提供できておらず、そこが課題であると指摘した上で、以下のように書いている。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
世界レベルのサービス
【月刊HOTERES 2017年08月号】
2017年08月25日(金)