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連載 4 ㈱龍名館 濱田裕章 小さな会社のブランド構築 連載 4 どんなホテルも古くなる

連載 4 どんなホテルも古くなる

【月刊HOTERES 2017年02月号】
2017年02月08日(水)
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㈱龍名館 取締役
濱田裕章氏

どんなホテルも古くなる
 ホテルの客室は、壁紙や絨毯やバスルーム、空調や照明などの設備、ベッドやテレビなどの家具・備品など多数のもので構成されています。そして当然のことながらこういった設備や電化製品は毎日のように進化しており、デザインもトレンドがあります。さらに消耗していく箇所もあり、どんなホテルも年を重ねていくことで古くなります。そんな中、隣に新規ホテルが出店してきた場合、最新設備などを入れピカピカの状態でオープンするわけですから装置産業であるホテル業界は基本的には後出し有利であると言えます。ある程度初期投資をしているため、入れ替えも頻ひんぱん繁には行なえず、10 〜20 年で改装を行なったとしても設備までいじるとなるとコストが大きくなってきます。
 
 極端な例ですが、弊社が運営するホテル龍名館お茶の水本店(東京都千代田区)の前身「旧 旅館龍名館本店」の2014 年の改装時を思い返してみると、30 年以上経過している施設ということもありましたが、バスルームに壁付けされているソープディスペンサーや奥行き30㎝以上あるテレビなど時代を感じさせるものが残っていました。

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