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第251 回 北村剛史  新しい視点「ホテルの価値」向上理論 〜ホテルのシステム思考〜

第251 回『感情とホテルの人格コントロール手法⑶』

【月刊HOTERES 2017年02月号】
2017年02月03日(金)
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北村剛史
Takeshi Kitamura
㈱ホテル格付研究所 代表取締役所長
㈱日本ホテルアプレイザル 取締役
不動産鑑定士、MAI( 米国不動産鑑定士 )
MRICS(英国王室認定チャータードサーベイヤーズ)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である㈱日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事
 

 
 これまで、いくどとなく、ホテルの「人格」について触れてまいりました。弊社の調査では、ホテルや旅館での滞在体験を通じて「これまでにホテル・旅館に対し人格を感じたことがあるか」という質問に対して、約21%の人が「ある」と答えていました。施設カテゴリーで見ますと人格性を感じたという人の約46%が旅館でした。また約28%がリゾートホテルであり、約19%がシティホテル、約7%がビジネスホテルという結果でした。さらに「人格を感じたホテルにまた行きたいか」という質問に対しては、なんと約88% の人が「頻繁に行きたい~いつか行きたい」と答えていました。
 
 これまでの弊社の調査では、宿泊特化型ホテルであればその人格特性(パーソナリティー)はそのホテルGM のパーソナリティーと関係しているようでした。またシティホテルやリゾートホテル等であれば、さまざまなサービスコーディネートの結果、全体として自然と浮かび上がる人格特性が影響しているようでした。
 

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