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第249 回 新しい視点「ホテルの価値」向上理論〜ホテルのシステム思考〜

第249 回『ホテルファンダメンタルと戦略的ヒューチャリング』

【月刊HOTERES 2017年01月号】
2017年01月06日(金)
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北村剛史
Takeshi Kitamura
㈱ホテル格付研究所 代表取締役所長
㈱日本ホテルアプレイザル 取締役
不動産鑑定士、MAI( 米国不動産鑑定士 )
MRICS(英国王室認定チャータードサーベイヤーズ)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である㈱日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事
 

 
 今回は、2020 年以降のホテルマーケットについて、今後のホテルを取り巻くファンダメンタルの変化およびそれを見越した場合に今後必要となるであろうホテル運営戦略の変化について考えてみたいと思います。
 
 国際観光市場規模(国際観光旅行者数)は、国連世界観光機関(UNWTO)が発表した「世界観光指標(WorldTourism Barometer)」によりますと、2015 年の国際観光客到着数(宿泊者数)で前年比4.4%増の11 億8400 万人でした。またIMF による同年世界人口が72 億631 万人ですので、対世界人口比で国際観光市場比率は約16.4%となります。世界人口の成長率が約+ 1.2%であるのに対して、国際観光客到着数は+4.4%と国際観光市場規模が安定的に拡大基調にある様子がうかがえます。

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