また見た目ですが、「ボロは着てても心は錦」、という題名の曲がありました(かなり古いですが)「身なり」が粗末な服でも、「心」が綺麗であれば素晴らしい事だ、ということですが、キャリアデザインを考えるホテリエには通用しません。
決して華美な物やブランド物であれとはいいませんが着用しているものや身につけているものには気を配りたい、配るべきです。
スーツを着用する上での細かいルールやしきたりは専門誌に任せますが特に男性諸氏は①清潔②サイズがあっている③色の組み合せ(同色の鞄/靴/ベルト)に注意するは絶対条件であり、その上で①ネクタイ(これで大きく全体の印象が変わります。明るい感じの色、自分に合う色(これは自分が好きな色と言う意味ではないです)を常日頃から研究し身につけたい②何がなくても磨かれたしっかりした靴③一点豪華主義ができるのであれば時計は良いものを身につける、という事を抑えたいものです。
また私服についてもホテリエは常にこざっぱりした身なりを心がけるべきです。制服の時は素敵だが私服は勘弁という事実は良く聞きますが非常に残念です。
メラビアンの法則(初対面の人物を認識する割合は、「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている)で提唱されているように心理的に初対面では何よりも見た目により判断され、見た目は話す内容にも勝るということです。
与える印象は、キャリアデザインを実践するに当たり少なからずとも影響を与えます。
自信を持った自己演出を心掛けて見てください。

- 福永 健司 プロフィール