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第十九回 キャリアデザインは口に出して言え 福永健司のキャリア論

マイナス×マイナス=プラス

2016年06月05日(日)
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 キャリアデザインの事を考えた時にやっておいた方がいいということの一つにギャップ分析(フィットアンドギャップ分析)があります。
 
 フィットアンドギャップ分析を要すると自身のあるべき姿、成りたい姿に現状でどんな乖離がありどこを改善していくかを検討する為に「現在の状況を把握する」するのです。
 


フィット(適合)とギャップ(乖離)を分析する


 キャリア構築には費用と時間がかかります。
 自身のもつ非常に重要な二大リソースを投下する必要があり、そこに至るまでにどれだけのことをしなければならないのかが分からなければ、ともすると徒労に終わる可能性もあります。したがって早い段階での分析を自分自身で行う必要があるのです。
 
 行なうにあたってはあるべき姿の大枠を紙に書き出し可視化します。そしてそれに必要な能力、知識、スキル、情報、ネットワーク、物、金などを細分化します。
 
 大事の前の小事でこの細かいとも思われる枝葉を明確にし、幹をどのように作っていくかの戦略を練るのです。
 
 この枝葉に対し現在のレベル(習熟度)を5段階程度で表現し、レベルが低いものはいかに高く、高いものはいかに維持する、もしくはさらに改善する等を考えるのです。
 

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