福永 健司
キャリアを自分で描くことで、未来は大きく変わる。
日本のホテリエたちは、海外のホテリエたちと比較して「キャリアを自分で描く」という点において大きな差があると感じています。
これは、おそらくこれまでの日本式の雇用習慣やキャリア観が強く影響をしているためと思われますが、時代は急速に変化をしていて、こと外資系ホテルチェーンにおいては、それでは通用しません。
しかし一方で、しっかりとキャリアを描くことができれば、これまでの日本ではかなわなかった大きなチャンスを手にすることも可能となっているとも言えるのです。
私は、日本人のホテリエが世界というフィールドでもっと活躍できると考えています。
私の経験がその一助になれば、この上ない喜びです。
職歴
フランス系リゾート運営会社、都内会計事務所勤務を経て、グローバルホテルメガチェーンに入社 し、複数のホテルにて総支配人(シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、セントレジスホテル大阪、東京マリオットホテル、ウェスティンホテル仙台等)を務め、サービス品質とブランド価値向上に努める。また兼任で日本・グアムエリア統括総支配人として、新規開業、リブランド、セールス・マーケティング戦略、人事戦略構築に携わる。2007 年から複数の大学や一般企業にてホスピタリティ科目の講師として、また2016年からは認定プロフェッショナルビジネスコーチとしてコーチング活動の実施をし、ホテル業界の人材育成に取り組む。ホテルマンのキャリア論を論じた「キャリアデザインは口に出して言え」などのコラムがある。
日本大学法学部卒業。コーネル大学ホスピタリティマネージメントマスターサティフィケート取得。
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