先週号で1月10 日(日)の日経新聞朝刊に掲載をされた孫正義氏の記事について紹介をさせていただいたが、同氏のインタビューの中にもう一つわれわれの世界にもかかわるテーマについて触れていたので紹介をさせていただきたい。労働力のロボット化に関するものだ。
昨年末くらいから私がかかわっているある業界団体において高齢者雇用推進に関する議論がなされている。その議論の中から見えてきた課題に、60 歳以降の労働に関して、労使の間で意識の違いがあるというものがあった。企業側は「指導力」、「接客対応力」、「技術力」、「マネジメント力」などを期待するが、勤務時間、職務内容と賃金のバランスが難しい状況があるという。かといって人不足だからと単純労働をさせることもできない。そのような時代の中で、孫氏は別の未来を見据えている。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
孫正義の視点 ②
【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年02月26日(金)