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vol.5 NEW YORK EYES 海外の拠点 ニューヨーク情報

Vol. 5 ニューヨーカーのユニークなコミュニケーション

【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年02月19日(金)
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このシリーズでは、トラディショナルからトレンドまで、幅広い情報をお届けします。ホテル・レストランでのサービスやマナー、ウエディング・イベントパーティの創つくり方、ライフスタイルにおけるニューヨーカーの感性などさまざまな視点からの最新情報です。日本人の感性と世界をリードするニューヨーカーの感性とうまく融合することで、「ZEN OMOTENASHI」は世界中から称賛を得ることでしょう。

小さな物語
 
 ここではエレベーターの中の「数秒間の小さな物語」をお話しします。
 母国語も見た目もちがう人種の坩るつぼ堝、ニューヨークの人々が日常で普通にしていることでも、もしかしたら、皆様にとってユニークに感じていただけるかもしれません。
 
第1話
 エレベーターに勢いよく入ってきた10歳前後の二人の少年。
 
 14F から下に降りるときでした。満杯になりかけのエレベーターに彼らは確か10F から一緒になり、これで事実上満杯。でも降りる人のラッシュタイムで途中の階ですべて止まってしまいます。その度に、ドアが空き、その向こうでは「Go away! Go away!」と先に行ってちょうだいと。たびたび止まるエレベーターに中にいる人たちも、止まってしまうことも仕方ないわね、というアイコンタクトをお互いにとっていました。乗れない人たちの方がよっぽどかわいそうですから。でも子どもたちにとって、スムーズに降りていってくれないエレベーターは、ちょっとだけうんざりしてしまったのでしょう。一人の少年がもう一人に「Itmay take 10 years!」と。「10 年もかかっちゃうよ!」と非現実的な年数で自分の気持ちを大げさにそして全身の手振りと目をくるくるした表情豊かな表現。このユニークさを記憶の脳に頂戴することとしました。
 
 大人たちは、そうだね! という表情をして温かく笑っているのも実に印象的でした。

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