FACE UP and DOWN WARD
レストランに行かれたとき、フォークが下向きに置いてあることがありますね。日本食しか馴染みのない方にとって、どうして下向き? と思われることもあるかもしれません。
上向きに置いてあるセッテイング方法は「FACE UP」です。こちらが英国式になります。通常、こちらのセッテイングが一般的ですね。下向きに伏せて置いてあるセッテイング方法は「DOWNWARD」です。こちらがフランス式になります。格式を重んじる伝統的なレストランでは、今もこの伝統が引き継がれていますが、一流のホテルやレストラン以外では見かけなくなりましたが、英国式を継承したレストランなのか、フランス式を継承したレストランなのかは、ナイフとフォークの置き方で一目瞭然です。
バラエティに富み、またデザイン性にあふれたテーブルセッティングをしているステキなレストランが増えました。最も基本とされているトラディショナルで正しいルーツのテーブルセッティングをまずは知っているからこそできる技なのだと思います。目(視覚)で楽しむことで、さらにおいしく感じます。
テーブル オブ オナー「Table of Honor」
パーティのテーブルレイアウトのとき、その日のホストホステス、あるいは主役が掛けるテーブルのことを「Table ofHonor」といいます。あまり聞きなれないのではないでしょうか。
Honor とありますので、やや大げさに意味を解釈すると、その日の尊厳すべき人が掛けるテーブルという意味になります。そもそもの語源は、「Table d' Honneur」、フランス語です。
日本では、メインテーブルですね。もちろん「Main Table」でも、英語的にはOK です。
Party とReception の英語表現は、トラデイッショナルな言い方もあり、出身地によっても異なり、また、雰囲気でアバウトな使い方もできますし便利なところもあります。
ニュアンス的なちがいは、パーティのほうがフランクで楽しむ感じで、レセプションは、セレモニー的なやや格式を重んじ、スピーチだけでなく、表彰式のようなイベント(セレモニー)がインクルードされている場合があります。
セレモニーの後のレセプションのときのテーブル配置は、丸テーブルや、長方形のテーブルを使って、あるいはコンビネーションして、会場は見事にレイアウトされていきます。パーティのときも同じです。
ダンススペースやエンターテイメントのスペースなども考慮しながら、ゲストのみなさんが楽しめるようになっています。
チェアーの飾り付け
さて、ウエデイングパーティのときも、同じように「Table of Honor」があります。先ほどお話したように、日本のメインテーブルと同じ役割になります。 通常は、このテーブルは、会場全体の中に、ほかのゲストテーブルと同様に配置され、BRIDE とGROOM 用としてセッテイングされますが、そこだけお花がゴージャスだったりすることはありません。
なぜならば、おもてなしをする側ですので、テーブルトップにご自分たちだけ華やかにするなんてナンセンスです。チェアーバックにちょっとした飾り付けをして、誰でも分かるようにはします。このちょっとした飾り付けも、デザイナーのセンスによりとてもおしゃれになり、全体の空間デザインのポイントにはなります。
日本では、会場前方に、お二人だけのお姿がありますが、わたくしから見ますと、ちょっと寂しげというか…緊張しないかな…など。そんなとき、友人の方々が集まっていってくださっとき、ひとり安堵したこともありました。
では、Table of Honor のテーブルにRRIDE & GROOM と同席するのは、誰だと思いますか?
一般的には、ブライズメイドになります。なぜならば、さまざまな準備をBRIDE とともにしてきたからです。もちろん、主催者(ホスト)が決めることですので、兄弟・姉妹・ご親戚など、ケースバイケースです。ゲストの職業で座席を決めることもなく、どちらかというと、親しさの度合いが重視されるのも特徴でしょうか。
ニューヨーカーワンポイント英語表現
Would like to ~を知っていると便利。アメリカの失業率(州によって異なります)は依然として厳しいものがあります。転職しようとして会社を辞めても、見つからず、バイトをしているのが実情です。そこで、面接を受けたとき、ちょっと、心に響く表現を紹介します。
一般的には、ぜひ、~~をしたいというときは、I would like to ~~と言います。例えば、「ぜひ、それがしたい」は、I would like to do it.
この表現に気持ちを加え、相手の♥に届けるには、I would like to love it.面接を受け、Would you like to join us?(わたしたちと一緒に仕事したい?)と聞かれたら、I would love it. と答えてください。
面接官の♥を射止めることができます。
SHOKO
editor、NY 在住 慶応義塾大学大学院法学修士
米国IFDA Chairman
Established1993 米国IFDA は、NY(USA)所在のWPP/WMP 他資格発行機関URL:http/www.ifda.info/ 世界中にフローラルデザイナー・ウエデイングプロデューサー・イベントプロデューサー資格取得者4700名(2015 年)。現在も多くの卒業生が世界で活躍中。日本IFDA 問い合わせ先honbu@sfds.co.jp
~ The lovely flowers relieve the heart, the highest design produced by polishing the heart ~