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VOL.24 2016年新年号 新春企画 わが社の“人” への約束 VOL.24  ケンピンスキー セイシェル リゾート ベ・ラザール 総支配人 江上 正巳 氏

スタッフの可能性を最大限に引き出す

【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年01月08日(金)
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ケンピンスキー セイシェル リゾート ベ・ラザール 総支配人 江上 正巳 氏

「約束」という言葉は「責任」に置き換えられると思います。その責任を果たすために、最も重要な事が採用方法です。当社では、採用の際に人事部長、部門長のみならず、必ず総支配人がインタビューをします。技量と素質だけでなく、志望者が会社の文化に合うかを見極め、キャリアビジョンを聞きだし、それを会社でサポートできるのか、総支配人が判断します。当社はチェーンホテルのため、異動となった場合も活躍可能な人材か判断する必要があります。全体を見る総支配人がインタビューをする事は特別なメリットがあります。志望者に適した仕事をオファーすることが可能なのです。料飲の志望者に営業を勧め、高い結果を出した例もあります。私は当社を希望してくれる方の可能性を最大限伸ばす事を考えます。これこそが会社が責任を持つ、つまり採用者との約束を交わすということだと考えます。
 
 当社は会話を大事にします。社員の初出勤日には、必ず総支配人との会話の時間を設けます。始まりはとても重要です。毎月開催するスタッフミーティングでは単なる報告会とならないよう、決断については、なぜその決断に至ったか、皆が納得いくよう説明し、質疑応答を行ないます。
 
 スタッフに決断を任せることもあります。自分たちで決めた事の方が、より責任を感じ、達成した際の喜びも大きいからです。社員全員でより良いホテルを作り上げている感覚を共有したいのです。
 
 また、人事関連規則変更の際は必ずExecutive Committeeで話し合います。可能な限りフェアでありたいという思いからです。30以上の国籍、育った環境の違う300人以上をまとめるには、フェアである事が重要なのです。
 
 最後に、このようにして接してきたスタッフの2人から、最近、夢を叶えられたと報告を受けました。それを聞き非常に嬉しく思うと同時に、人への「責任」、つまり、「約束」を果たせたのだと感じます。
 

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