

大和ハウスグループの㈱コスモスイニシア(本社:東京都港区、社長:髙智亮大朗)と㈱コスモスホテルマネジメント(本社:東京都港区、社長:藤岡英樹)は、2025年3月17日、一時預かり対応の屋内遊び場「ANO-NE Kids Club(あのね キッズクラブ)」を東京・有楽町にオープンし、メディ会見を行なった。なおグランドオープンは、2025年4月1日。
「ANO-NE Kids Club」は、国内・インバウンド双方を対象とした託児施設(認可外保育所)。コスモスイニシアグループでは、「次世代を担う子どもや若者」をグループ共通のESGテーマの一つに掲げ、当期純利益の2%程度をESG投資に充当し、人的支援も積極的に行なう「Next Generation Challenge」を推進しており、同事業もその一つという。また、コスモスホテルマネジメントが運営するアパートメントホテル「MIMARU(ミマル)」は利用者の9割以上が外国人であることから、これまでも利用者から「日本での滞在時にも子ども預けて、高級ディナーや美術館など子連れでは体験できない観光も楽しみたい」とのリクエストが寄せられていた。そこで、国内・インバウンド双方を対象とした一時預かり施設のトライアル運営を実施するに至ったという。
同施設は、公園遊具の老舗メーカーの㈱コトブキが所有する東京・有楽町1丁目のビルの4‐5階(2フロア・150㎡)に構えており、「MIMARU」(最至近:中央区新富1丁目「MIMARU東京 銀座EAST」など)の利用者はもちろん、近隣ホテルの宿泊者も利用できる。またスタッフは提携する託児サービスの㈱アミーより、預かり児童20名定員に対し3名を配置(利用人数によって増員あり)。当日予約も可能だが、予約・決済はすべてオンラインで行なう。営業時間は平日14~22時/土日祝10~22時で、これまでのニーズは利用時間が長めに設定されていることも特徴の一つ。
同施設の企画・始動に貢献した、コスモスイニシアR&D戦略部新規事業推進二課の南野理沙氏は、「海外では、ベビーシッターなどに子どもを一時的に預ける文化が根付いている半面、国内では共働き世帯の増加に対し、子どもを預けて自分の時間を過ごすことに罪悪感・抵抗感があるという感覚もいまだ根強いのが課題と感じていた。子育てのしづらさは社会課題であると捉え、子育て中でも“自由に過ごす自分時間を楽しむ”文化の醸成も担いたいとして、一時預かり対応の屋内遊び場「ANO NE Kids Club」を始動。ESGの観点からみても、企業としての可能性を広げるきっかけにしていきたい」。
現時点では2026年春までの営業として始動。今後は需要次第で、事業化を検討していくとしている。



ANO-NE Kids Club
https://anone-kids.com/jp/
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目2 KOKOビル4⁻5階
対象年齢:4~10歳
利用時間:最短1時間(以後30分単位で延長)
利用料金:日本在住者 1時間2,500円
日本以外在住者 1時間4,500円 ※いずれも保険料込み
営業時間:平日14~22時/土日祝10~22時
アクセス:JR「有楽町駅」徒歩5分、東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷駅」徒歩3分
運営:㈱コスモスホテルマネジメント
保育サービス委託:㈱アミ-
ビル運営:㈱コトブキ
遊具保守点検:㈱KTS
ビルおよび遊具の設計監修:㈱環境デザイン研究所