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郵船クルーズ、新造客船「飛鳥Ⅲ」を7月20日就航

飛鳥ⅡとⅢの2隻体制で国内クルーズ市場の活況狙う “お一人おひとりに最幸の時間”新たなクルーズとして未来を心ゆくまで

2025年03月03日(月)
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2025年7月20日就航する、新造客船「飛鳥Ⅲ」(イメージ)
2025年7月20日就航する、新造客船「飛鳥Ⅲ」(イメージ)
郵船クルーズの代表取締役社長 遠藤弘之氏(中央)
郵船クルーズの代表取締役社長 遠藤弘之氏(中央)

 
 郵船クルーズ㈱(本社:横浜市、代表取締役社長:遠藤弘之)は、新造客船「飛鳥Ⅲ」(52,200総トン/385室)を就航させるに際し2025年2月20日、会見を行なった。飛鳥Ⅲの就航後は、飛鳥Ⅱ(2006年就航/50,444総トン/436室)とあわせて2隻運航となる。
 会見では、34年ぶりに新造客船した飛鳥Ⅲの特徴を紹介。自分好みで楽しめるパーソナライズされたクルーズライフを掲げ、客室は3カテゴリ・全室プライベートバルコニー付き。厳選された食材を用いたフランス料理、イタリア料理、割烹料理など多彩な六つのレストラン(ドレスコードは「エレガントカジュアル」)を構えたほか、大人の知的好奇心を満たす学びやウェルネスプログラム、卓越したエンターテイメントや、ワーケーションも可能なデジタル環境を整えている。
 郵船クルーズの代表取締役社長 遠藤弘之氏によると、「飛鳥プロジェクトが始動したのが1987年。91年に初代飛鳥が就航し、同船体のリノベーションとして2006年飛鳥Ⅱが就航。また日本のクルーズ市場は90年代が黎明期、2000年代からリーズナブルなプランやインバウンド利用が増えさらに伸長すると思われたが、20年~コロナ禍で大幅に低迷した。ただ近年は若年層の利用も見られるようになってきたほか、既報の通り28年にはディズニークルーズも就航することから、国内でのクルーズ人口はさらに伸びていくと見ている」という。船内のアートワークも特徴の一つで、「ギャラリーカフェ」(6デッキ)には千住博氏によるフレスコ画「ウォーターフォール・オン・カラー ズ」や、レストラン「ノブレス」(6デッキ)には平松礼二氏の色彩豊かな作品が随所に飾られている。さらに、活躍が期待される若手作家やアート公募展で選ばれた作品も加えていくとしており、パブリックエリアだけでなく客室にも装飾される。そのほかⅡと大きく異なる点としては、船首部分に露天型の大浴場を設けたほか、バトラー付きのペントハウス(100㎡・2室)、そして3泊以上の商品造成などがある。
 なお、初航海(Maiden Voyage)を含むオープニングクルーズは17本(2025年7月20日~10月21日)となる。飛鳥Ⅲの就航は7月20日。オープニング クルーズでは日本国内の30港(横浜港を除く)に寄港する。
 

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