ひとことで言うと…
「HAVE TO のない街」
こうあるべき、こうしなければならない…という考え方はないのです。
ニューヨーカーにとっては、基本的なマナーさえしっかりと身につけておけば、誰でも快く迎えてくれる大都会。
そして、たくさんの情報があり、ビジネスチャンスの宝庫なのです。
ニューヨークは人種の坩堝です。母国語もさまざま。言語がちがうため、人々は相手が危険人物なのかどうかを察知しなければならなかった歴史があります。アイコンタクトを取り、自分の感情を表現するためにやや大げさな身振りをするようになった経緯も、納得いただけますね。ハリウッドスターがインタビューに応えるときの豊かな表情も、アメリカ人のハグも、相手とのコミュニケーションを取るためなのです。
出身によって呼び方があります
ニューヨークには、イングランドアメリカン、ジャパニーズアメリカン、アフリカンアメリカンなどの言い方をします。彼らの先祖がアメリカ大陸に移住し、自国を自分たちの手で創り上げてきました。出身も言語もちがう相手に、自分の考えや言いたいことを分かってほしい。だからこそ、パーソナルの意思を主張し、ジェスチャーや表情でなんとかコミュニケーションを取ろうとします。単一民族で、コミュニケーションを取ることに苦労のない控えめな日本人とは、やや気質が異なるかもしれませんね。