ある意味全く性格も考え方も違う3人の方々に従事したことはとても幸運で、自分はこの3人のもつ魅力や講習のスタイルを徹底的に分析し、彼らの講習をサポートしながら自分の眼というフィルターを通して講習生であるお客様が何を見て、何を聞いて喜ぶか? インストラクターとしてカッコいいかどうか、というようなことを常に考え、自分に合ったスタイルを構築しました。
やり方は極めて簡単で、ほぼ1週間おきにそれぞれのインストラクターと一緒に行動を共にし、ときにはインストラクターのもとで、私自身が主体となり講習をします。Aさんと組んだ講習で自分が主体になる際は、Bさんのインストラクションを100%真似して実施し、Bさんと組む際はCさんの真似、Cさんと組む際はAさんの真似、というように、今でいうシャドーイングとコピーキャットを一時期集中して行なっていました。座学講習などはAさん、Cさんがパテーション越しで聞いていると「Bさんがやっているかと思った」とからかわれるほど一字一句、完璧にコピーしていました。
これを3人分できるようになった後、自分なりの言葉や台詞を加えていきました。
おかげで当時の自分は日本一のインストラクションができていると勝手に思っていました(苦笑)。