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毛利愼の外食エンターテインメントVol.104

“青渋”の新たなアイコン「渋谷アクシュ」に、葉山の人気店「TRATTORIA PIZZERIA 207」が東京初進出

2024年07月26日(金)
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店舗内観。テーブル席、ソファー席、中2階にバーカウンターと、さまざまなシーンに適う空間になっている。ランチタイムは大判の窓から入る光のもと開放的な雰囲気の中で、ディナータイムは無数のライトが作りだす星空のもとにいるような雰囲気の中で食事を楽しむことができる
店舗内観。テーブル席、ソファー席、中2階にバーカウンターと、さまざまなシーンに適う空間になっている。ランチタイムは大判の窓から入る光のもと開放的な雰囲気の中で、ディナータイムは無数のライトが作りだす星空のもとにいるような雰囲気の中で食事を楽しむことができる

㈱GRAPESが“青渋”の新たなアイコンとして話題の大型複合施設、「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」に葉山の人気イタリアン「TRATTORIA PIZZERIA 207(ニーマルナナ)」の姉妹店をオープンした。今回の出店は同店東京初進出になる。
 
葉山店は、相模湾であがる新鮮な魚介や葉山牛をはじめとした”葉山食材”を用いた料理が人気だ。同店ではそんな葉山店の人気メニューに加え、渋谷店限定メニューを提供する。またナポリピッツァの人気店で経験を積んだピッツァオーロの田中氏が焼き上げるピッツァも、葉山店同様に魅力的だ。ちなみに渋谷店では薪火ではなく、ガス釜でピッツァを焼いているが、田中氏による細かい温度調整により葉山店の粉の風味を感じる歯切れのよい味わいはそのままに、食感をさらに軽く、サクサクとした風合いに焼きあげている。田中氏は“食べ疲れしない軽いピッツァ”を目指しているといい、実際、食事で一枚食べたあとにデザートでドルチェ・ピッツァを頼んでも胃に優しい。
 

写真左からピッツァオーロの田中竜二氏、葉山店オープンからシェフを務める統括シェフの兼森一喜氏、都内人気店で長年シェフとして腕を振るってきた西銘剛史氏。3人の生み出す料理の化学反応、そこにサービススタッフたちのホスピタリティが加わり、口福な時間を作り出される
写真左からピッツァオーロの田中竜二氏、葉山店オープンからシェフを務める統括シェフの兼森一喜氏、都内人気店で長年シェフとして腕を振るってきた西銘剛史氏。3人の生み出す料理の化学反応、そこにサービススタッフたちのホスピタリティが加わり、口福な時間を作り出される

因みに同店は、「渋谷アクシュ」でパブリック・アートプロジェクト“NANZUKA PUBLIC”を展開する、新進気鋭の現代アーティスト集団”NANZUKA”とのコラボレーションレストランでもある。店内にはエントランス前の広場に展示される“NANZUKA PUBLIC”と連動するアートが複数展示されており、“NANZUKA PUBLIC”の作品の入れ替えに併せて店内の作品も変わる予定だ。
 
いずれにしても、渋谷にまたひとついいレストランが誕生した。同店訪問は、彼らの原点である葉山店への訪問を喚起させる魅力があり、世界が魅了される“渋谷カルチャー”に新たな一石が投じられたと感じる勢いを感じるものであった。
 
「TRATTORIA PIZZERIA 207」
https://www.instagram.com/207shibuya/
 

葉山店の目の前の海でとられたしらすがたっぷりとのせられた、“しらす Okm のペペロンチーノ”。これほどまでにたっぷりとしらすがのせられているが、塩味が優しいのが嬉しい
葉山店の目の前の海でとられたしらすがたっぷりとのせられた、“しらす Okm のペペロンチーノ”。これほどまでにたっぷりとしらすがのせられているが、塩味が優しいのが嬉しい
特製のトマトソースにイタリアから空輸された水牛モッツァレラを使った“マルゲリータ”。素材それぞれの美味しさはもちろんなのだが、ぜひ、生地の美味しさも味わってもらいたい
特製のトマトソースにイタリアから空輸された水牛モッツァレラを使った“マルゲリータ”。素材それぞれの美味しさはもちろんなのだが、ぜひ、生地の美味しさも味わってもらいたい
“葉山牛のステーキ”。シンプルな調理法で、もっとも葉山牛の旨味や美味しさを味わえる一品。葉山牛のメニューはいくつかあるが、その他ではぜひ“ボロネーゼ”も試してみてもらいたい
“葉山牛のステーキ”。シンプルな調理法で、もっとも葉山牛の旨味や美味しさを味わえる一品。葉山牛のメニューはいくつかあるが、その他ではぜひ“ボロネーゼ”も試してみてもらいたい
デザートメニューから“ティラミス”。贅沢なポーションで提供されるが、ピッツァ同様に軽やかに仕立ててあり、あっという間に食べてしまう
デザートメニューから“ティラミス”。贅沢なポーションで提供されるが、ピッツァ同様に軽やかに仕立ててあり、あっという間に食べてしまう
ピッツァとパスタを選べるランチセットの“Course LUCE”。11時~15時までと、ランチタイムがゆったりと設定されているのも嬉しい
ピッツァとパスタを選べるランチセットの“Course LUCE”。11時~15時までと、ランチタイムがゆったりと設定されているのも嬉しい
ランチ及びディナータイム共通で提供されている“Course STELLA”。好みのピッツァ、パスタに、前菜盛り合わせとメインにデザートとカフェがついた同店の“美味しい”をいろいろと楽しめるプリフィクスのコースだ
ランチ及びディナータイム共通で提供されている“Course STELLA”。好みのピッツァ、パスタに、前菜盛り合わせとメインにデザートとカフェがついた同店の“美味しい”をいろいろと楽しめるプリフィクスのコースだ
店内にいくつか展示されている“NANZUKA PUBLIC”の作品。第一弾はフランス人アーティストのJean Jullienによる水族館“Tha Tank(水槽)”が選ばれた
店内にいくつか展示されている“NANZUKA PUBLIC”の作品。第一弾はフランス人アーティストのJean Jullienによる水族館“Tha Tank(水槽)”が選ばれた
店舗エントランス前にある屋外展示「NANZUKA PUBLIC」。同店では、天気のよい日はテラス席の利用も可能となっており、屋外アートを目の前に食事を楽しむこともできる
店舗エントランス前にある屋外展示「NANZUKA PUBLIC」。同店では、天気のよい日はテラス席の利用も可能となっており、屋外アートを目の前に食事を楽しむこともできる

担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp

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