店舗内観。テーブル席、ソファー席、中2階にバーカウンターと、さまざまなシーンに適う空間になっている。ランチタイムは大判の窓から入る光のもと開放的な雰囲気の中で、ディナータイムは無数のライトが作りだす星空のもとにいるような雰囲気の中で食事を楽しむことができる
㈱GRAPESが“青渋”の新たなアイコンとして話題の大型複合施設、「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」に葉山の人気イタリアン「TRATTORIA PIZZERIA 207(ニーマルナナ)」の姉妹店をオープンした。今回の出店は同店東京初進出になる。
葉山店は、相模湾であがる新鮮な魚介や葉山牛をはじめとした”葉山食材”を用いた料理が人気だ。同店ではそんな葉山店の人気メニューに加え、渋谷店限定メニューを提供する。またナポリピッツァの人気店で経験を積んだピッツァオーロの田中氏が焼き上げるピッツァも、葉山店同様に魅力的だ。ちなみに渋谷店では薪火ではなく、ガス釜でピッツァを焼いているが、田中氏による細かい温度調整により葉山店の粉の風味を感じる歯切れのよい味わいはそのままに、食感をさらに軽く、サクサクとした風合いに焼きあげている。田中氏は“食べ疲れしない軽いピッツァ”を目指しているといい、実際、食事で一枚食べたあとにデザートでドルチェ・ピッツァを頼んでも胃に優しい。
写真左からピッツァオーロの田中竜二氏、葉山店オープンからシェフを務める統括シェフの兼森一喜氏、都内人気店で長年シェフとして腕を振るってきた西銘剛史氏。3人の生み出す料理の化学反応、そこにサービススタッフたちのホスピタリティが加わり、口福な時間を作り出される
因みに同店は、「渋谷アクシュ」でパブリック・アートプロジェクト“NANZUKA PUBLIC”を展開する、新進気鋭の現代アーティスト集団”NANZUKA”とのコラボレーションレストランでもある。店内にはエントランス前の広場に展示される“NANZUKA PUBLIC”と連動するアートが複数展示されており、“NANZUKA PUBLIC”の作品の入れ替えに併せて店内の作品も変わる予定だ。
いずれにしても、渋谷にまたひとついいレストランが誕生した。同店訪問は、彼らの原点である葉山店への訪問を喚起させる魅力があり、世界が魅了される“渋谷カルチャー”に新たな一石が投じられたと感じる勢いを感じるものであった。
「TRATTORIA PIZZERIA 207」
https://www.instagram.com/207shibuya/
担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp