店舗から臨む東京湾の夜景。同店では、窓際に設えられたプレミアムカップルシートからはもちろんのこと、テーブル席や個室など、基本的にすべての席から東京湾の光景、そして夜景が楽しめるデザインになっている
㈱DDグループの「ダイヤモンドダイニング」が久々のダイニング新業態、「水色」を汐留にオープンした。
同店のテーマは”和魂洋才”。”ボーダーレス和食”をコンセプトに四季折々の旬の素材を用い、日本の伝統的な食文化と世界の調理法と融合させた和食がオリジナリティあふれる形で表現されている。前菜からデザートに至るまで練られながらも引き算の効いたメニューが多い上に、内容のクオリティに対してコスパのよい価格設定がなされており、プレミアムカップルシートでのデート利用はもちろんだが、接待などのビジネス利用にも有用だ。また、「Far Yeast Brewing」と組み造った柚子と山椒が使用されている「水色」オリジナルのクラフトビールの“水色ビール”や、「水色」オリジナルの“miziroレモンサワー”をはじめとするドリンクメニューも魅力的なナインナップが多く、“ニセコ蒸留所 ohoro GIN”などのクラフトジンもオンメニューしている。店舗真ん中にバーが設えられていることから、サンセットタイムやアラカルトメニューと共に軽くお酒を飲むシーンで利用するのもいいだろう。その他、BOXシートや個室などもあり、地上200メートルのロケーションから眼前に広がるシティビュー、東京湾、そして東京上空の景色と共に、さまざまな用途で食事が楽しむことができる。
店舗ロゴの“水色”の文字は同社代表の松村厚久氏によるもの。同社が展開する店舗の意匠にはしばしば松村氏の手蹟が用いられており、おのおのの店舗に対する松村氏の思いが込められた文字になっている
同店はコロナ禍を経て、㈱DDグループがひさびさに開業した大型新業態だ。そこで代表取締役の松村厚久氏に開業に込めた思いを伺ったところ、
「店名の由来は、
『水』澄みわたる空のさまざまな色合いを映し出す無限の可能性を秘めた無色透明な水
『色』無数のエッセンスを吸収し融合することで生み出される無限大の色
東京ベイエリアを望む大パノラマの情景と空の色、海の色が移り変わる時間を『水色』という店名で表現しました。
実はこのロゴ、書道家・私、松村が筆を執り、書き下ろした文字となっておりますのでより感慨深い(笑)
絶景、この絶景なら絶対勝つでしょ!」
と、非常に松村氏らしいコメントが返ってきた。
早くも「水色」に続く新業態「酒膳 穂のほまれ」開業が発表され、年内には「熱狂宣言2」の発売も予定されているなど、同社らしい勢いと今後の展開を期待させるニュースも続いている。“DDグループ3.0”ともいえる同社の新ステージを、松村氏がどのように牽引していくのか今後も注目したい。
「水色」
https://www.dd-holdings.jp/shops/mizuiro/shiodome#/
担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp