店舗エントランス。ファサードには歴代の車種のエンブレムが施されている
トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)が、東京ミッドタウン日比谷内の「LEXUS MEETS...」を、約半年に及ぶ期間を経て、日本各地の魅力と和スイーツを楽しめるカフェラウンジとしてリニューアルオープンした。新たなテーマは “道”だ。
トヨタにとって“道”は、車が走ることで見つめてきた時間、そして意味を持つ特別な場所だ。同店はそんな“道”をモチーフに、ドライバーズネーム“モリゾウ”として知られる豊田章男会長の想いを詰めた空間として生まれ変わった。
その想いは店舗各所にあるディスプレイ棚のオブジェや写真、本に反映されている。同社の車に関わるさまざまな車両パーツを製造する事業者が47都道府県に渡ることから(※1台にということではなく、同社全車種を通して)、“クルマは各都道府県のモノづくり技能の結晶”という想いを表現すべく各パーツをオブジェ化して展示した。また、ドライブのたのしさを想起させる“道”の写真も多数展示されている。さらには“道”とその先につながる世界を意識したアート作品も展示されており、日本各地の魅力を感じられる演出となっている。
店内に2枚だけある“モリゾウサイン”の入った“道”写真。ぜひ、これらの写真が選ばれたストーリーに触れてもらいたい
さて、今回のリニューアルでは“日本の魅力に触れる”という意味で、“食”についてもメニューの工夫が行われている。
まずは“和スイーツ”という切り口だ。中でもシグネチャースイーツである、食で五街道の経由地や終着点の土地をフィーチャーし、テイクアウトメニューにもなっている“日比谷 五街道団子”は5つの味をコンプリートイートしてもらいたいラインナップだ。また、“モリゾウ好み”に触れることができる愛知県・蒲郡の甘味処「秀月堂」監修のかき氷や、期間限定で提供されるフルーツを贅沢に使ったドリンクの“MORIZO SPECIAL”も季節ごとに訪れてもらいたいクオリティを誇っている。次に食事やお酒を楽しむ場としてのメニュー展開がブラッシュアップされた。今回のリニューアルではランチタイムに“銀鱈と旬の根菜の定食”などの和定食が提供されたり、“旬の生野菜とフムスや赤味噌のディップ”など、和エッセンスと共にこだわりのお酒を楽しめる提案がなされるなど、「LEXUS MEETS...」ならではの“和食メニュー”が数多く提供されている。またドリンクメニューにおけるお酒のラインナップが魅力的な同店だが、車での来店やLEXUS車の試乗のお客さまも想定し、ノンアルコールメニューが充実している点も嬉しい。
加えて、「LEXUS MEETS...」はカフェラウンジというカテゴリーにあらたな息吹を吹き込んだといっても過言ではないほどクールだ。実際、カフェタイムやちょっとした軽食のシーンに筆者はオープン後、何度も足を運んでいる。昨今の日比谷が銀座同様にインバウンドも多く、国際色豊かなエリアとしての色合いを増す中、同店は“クールなトーキョー”を体現する店舗として訪れる人々を魅了するだろう。
同店にはイートインに加え、コーヒーやスイーツをテイクアウトできるMEETS KIOSKも設置されている。いずれの利用においても、ぜひ足を運んでもらいたい空間が日比谷に誕生した。
「LEXUS MEETS...」
https://global.toyota/info/lexusmeets/
担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp