依然として新型コロナウイルス感染症の脅威はあるものの、国際観光市場では、いよいよポストコロナ時代の幕開けとなってまいりました。コロナ禍前と今との大きな違いは、個人市場が中心となりつつあること、比較的若年層でのラグジュアリーマーケットの進捗が目覚ましいこと、欧米からの観光需要が旺盛であること、SDGsに対する意識が上昇していること、アパートメントホテルやその他新たな宿泊施設カテゴリー市場が拡大していること等が挙げられます。SDGsにつきましては、以前触れておりますので、ここでは、個人市場向けのハードウエア、ソフトウエア、ヒューマンウエア、ブランディングの再調整に関連し、弊会及び弊社がこれまで 10年以上に渡って調査してきた結果をご紹介したいと思います。
 

北村剛史 

（株）日本ホテルアプレイザル 代表取締役／（株）サクラクオリティマネジメント 代表取締役／（一社）観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI（米国不動産鑑定士）、FRICS（英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー）、CRE（米国不動産カウンセラー）

ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である（株）日本ホテルアプレイザルの代表取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在籍時には「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究。

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