六本木通り沿いに位置する「BAROOM」。渋谷、恵比寿、広尾、六本木、青山と、都心の遊び場からもアクセスがよく、隠れ家としても使える大人のための空間だ
総合エンターテインメント創造企業の㈱フェイスが、南青山の本社ビル1Fにエンターテインメント施設、「BAROOM」を作った。同店はレストラン、バー、イベントホールの3エリアで構成されている。単体での利用はもちろんのこと、イベントホールで催されるライブやアートイベントの前後に食事やお酒も楽しめるようにと余裕を持った営業時間となっており、グローバルスタンダードに大人の遊べる場が提案された形だ。その提案はレストランメニューにも反映されている。ライブや、レコードなど音楽が主役となる空間であることをふまえ、ライブ前後のテンションに寄り添えるような、スパイスを効かせた料理や、エネルギーを感じさせる中南米や中東をイメージし、無国籍でオンリーワンとなることを意識してメニュー開発したという。
オリジナルカクテルの‟コロムビアベリーニ”。ベースとなっている桃とシャンパンのカクテルの‟ベリーニ”が、グループ会社である日本コロムビアが米国のコロムビアから商標権を譲り受け、シンボルを音符マークにした年に生まれたことからアレンジを加え、開発した。レストランエリアで提供する料理に合わせ、グラスの縁にはメキシコのスパイス‟タヒン”を添えた
ちなみに、同施設のイベントホールは円形になっている。その形状を採用した理由について伺ったところ、「ステージと客席の境がなく、プレミアムな空間で、音楽以外でもさまざまなエンターテインメントの場として活用すべく、その可能性への期待も含め、他にはないホールを目指しました」との回答が返ってきた。また理想のエンターテインメント空間を創っていけるよう、開催コンテンツもこだわりを持ったプログラムを採用しているとのこと。加えて、ライブコンテンツは会場観覧に加え、ライブや見逃し配信でも見ることもできるようになっており(※コンテンツにより会場観覧のみの場合もある)、配信技術でも定評の高い㈱フェイスの強みが存分に活かされた施設だといえる。
コロナ禍を経、ひとびとの価値観が変わった中で、「BAROOM」がどのように新たな‟東京の夜”を魅せていくのかとても楽しみだ。
BAROOM
https://baroom.tokyo/
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp