優れた人材を育成、ビジネスをどこまで向上させることができるかがポイント
----2021年 10月にグランドハイアット東京の総支配人に就任されました。着任されたときのお気持ちと、就任からこれまでの期間に感じたことを聞かせてください。
グランドハイアット東京の総支配人に任命していただいたことについては、オーナーである森ビルホスピタリティコーポレーションに感謝しています。私はアンダーズ東京で5年間、総支配人を務めてきました。グランドハイアット東京に比べて小規模なチームではありましたが、アンダーズ東京のブランドを確立してきた私を信じてグランドハイアット東京の総支配人に任命してくださったことはとてもありがたいことだと強く感じています。
私は2008年から2012年までの期間、グランドハイアット東京で働いてきましたので、このダイナミックなホテルに戻ることができた大きな喜びを抱いています。かつてのチームメンバーやお客さまと再びつながることができたのは、ホテルマンとしてこの上なくうれしいことです。
総支配人に着任した 2021年 10月の時点では、まだ新型コロナウイルスのオミクロン株がそこまでの拡大を見せてはいませんでした。そのため当初の目標としては、いかにしてホテルのベースをリカバリーするのかに注力して取り組んでいこうと考えていました。ところがその後、オミクロン株が急速に拡大し、マーケットの状況は一変してしまいました。現状においてはどのようにして優れた人材を育成し、それによってビジネスをどこまで向上させることができるのかを追求することが目標となっています。
幸いなことに 2021年のクリスマスの時期はビジネスを非常に好調に推移させ、成功を収めることができたと言えます。オミクロン株がさらに猛威を振るう中ではありますが、2022年についてはチームメンバーとともにこれまで以上に一生懸命がんばっていきたいと思います。