今回は、観光再開に向けた感染防御対策として、客室清掃における改題点を整理しておきたいと思います。弊会では、2020年 5月 16日にサクラクオリティ安全行動基準第 1版を発行して以来、現在までに第 42版と、重要なウイルス変異や新規研究成果の報告がある度に更新を重ねてまいりました。また、全国の客室清掃に関するアドバイス等を、本部感染症対策委員会の先生方のご意見に基づきご提供してまいりました。
今後、観光が徐々に再開するにあたって、レストラン等の換気等エアロゾル感染対策、ソーシャルディスタンス確保やマスク着用といった飛沫感染対策、消毒による接触感染対策が主な対策となりますが、特に無症状患者が客室を使用した際にスタッフが罹患(りかん)しないための対策案をまとめておきたいと思います。
北村剛史
Takeshi Kitamura
(株)日本ホテルアプレイザル 代表取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)
ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの代表取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在籍時には「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究。
無料提供中:【サクラクオリティ安全行動基準】(新型コロナウイルス感染症予防止よび防止防止衛生管理実践マニュアル)
https://www.sakuraquality.com/