出発点は、首都圏の一極集中であることや、オフィスワークの働き方にバリエーションがもっとあっていいという社会問題解決の視点だ。パソナという会社は、社会の問題を解決することを使命として掲げている。女性の社会進出を契約社員という形態で、よりやりやすくしたのが、派遣事業をはじめた原点にあり、女性の社会復帰のしにくさという、問題の解決を図ったのが原点にある。
淡路島で働く社員には、午前中はオフィスワーク、午後は飲食店、夕方から劇団での演劇活動をするといったパラレルワークの社員も数多くいる。働き方には、もっとバリエーションがあった方がいい。この主張を自分たちがまず実践していることに、その本気度を感じた。ほかにも、首都圏在住のパソナスタッフと組んで淡路島から首都圏の仕事をするスタッフ、演劇がメインでオフィスワークがサブ、月の半分は淡路島など、働き方の選択はさまざまだ。
2021年9月3日号 サービス・イノベーション-Part2~現場と本部が一体で進めるイノベーション~
235 パソナ・地方創生の取り組み(1)
【月刊HOTERES 2021年09月号】
2021年09月02日(木)