負債総額1414億5300万円 宿泊業13(前年比7件増)、飲食業71(前年比4件減)
東京商工リサーチによる2021 年3月の「倒産月報」が2021 年4 月8 日に発表。全国の企業倒産件数は634 件(前年同月比14.32% 減)、負債総額が1414億5300 万円(同33.51% 増)となった。
件数は、2020 年7 月から9カ月連続で前年同月を下回った。これは2012 年11月から2014 年3 月まで17 カ月連続で減少以来の長さ。3 月度では1972 年以降の50 年間で1990 年(502 件)、1973 年(624 件)に次ぐ、3 番目に少ない件数となった。コロナ禍での各種支援策が奏功し、倒産は抑制された状態が続いている。
負債総額は、2020 年7 月以来、8カ月ぶりに前年同月を上回った。負債額が増加したのは、㈱F-Power( 負債464 億8500 万円)、㈱JC サービス(同153 億4200 万円)で、1975 年(1374億9600 万円)に次ぐ、11 番目に低い水準にとどまった。
産業別では、10 産業のうち、8 産業で減少。宿泊業(6 → 13 件)や飲食業(75 → 71 件)を含む「サービス業ほか」は216 件(前年同月比1.3%減)で、7カ月連続で減少した。
また、3 月度の「人手不足」関連倒産のうち、「後継者難」は42 件(前年同月38 件)。「新型コロナウイルス」関連倒産は151 件(前年同月13 件)で、2021 年2 月の114件を抜いて月間最多を更新。2020 年2 月からの累計は1162 件に達した。
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