コロナ禍を転換期としてチェーンとしての基盤を整備 グループの力を生かしながらチェーンとしての競争力も高める
新型コロナウイルスの影響は約40年の歴史を持つ三井不動産グループのホテルにとってもかつてない影響を及ぼしている。一方で、同社は厳しい事業環境の中でもそれを転換期と捉え、スピーディーに次々とコロナ禍を乗り越えるための打ち手を講じている。本インタビューではその陣頭指揮をとる同社代表取締役社長の雀部優氏に、同社のコロナ禍における打ち手と今後の展望について聞いた。
雀部 優 氏(Masaru Sasabe)
1985 年三井不動産(株)入社。2011年より、ホテル・リゾート本部リゾート事業部長として、「AMANEMU」や「ハレクラニ沖縄」等、ラグジュアリーリゾートの開発を推進。環境省、観光庁の各協議会委員を歴任。2019 年1月より伊勢志摩リゾートマネジメント(株) 代表取締役社長へ就任。2020 年 4 月より現職。