訪日は99.3%減の7400人出国は98.1%減の2万4800人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の2021年2月の推計値がまとまった。訪日外客数は前年同月比99.3%減の7400人となり、17カ月連続で前年同月を下回った。 20年1月下旬以降のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大により、多くの国で海外渡航制限等の措置が取られ、日本においても検疫強化、査証の無効化等の措置が取られた。
7月下旬以降、観光目的の入国は認められないものの段階的にビジネス目的の入国が再開されていたが、12月下旬以降、日本における新規入国の一時停止や検疫の強化等の措置が取られ、1月中旬にはすべての対象国・地域とのビジネストラック、レジデンストラックの運用が停止されたことにより、訪日外客数は前月に比べてさらに減少した。
COVID-19の拡大により、依然として国際的な観光目的の移動が低迷している状況にあり、感染状況の変化とともに各国の出入国規制や市場動向を引き続き、注視していく必要がある。
市場別では、韓国は前年同月比99.4%減の900人。中国は前年同月比98.1%減の1700人。ともに日本政府による14日間の隔離等、査証の効力停止等の対象国。日本への直航便は3月も大幅な運休・減便となっている。
香港は前年同月比100%減の40人。香港政府による中国本土、マカオ、台湾を除くすべての国・地域への海外渡航の自粛が要請されている。香港市民の日本からの入境については、入境時に検査の受診および21日間のホテルでの隔離等が求められている。
日本政府観光局(JNTO)
http://www.jnto.go.jp/jpn/
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