負債総額1385億1800万円 宿泊業5(前年比同)、飲食業50(前年比16件減)
東京商工リサーチによる2020 年12 月の「倒産月報」が2021 年1 月13 日に発表。全国の企業倒産件数は558 件(前年同月比20.73% 減)、負債総額が1385 億1800 万円(同11.69% 減)となった。
件数は、新型コロナ感染拡大に伴う政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策で、7 月から6 カ月連続で前年同月を下回った。6 カ月以上の減少は2015年4-11 月の8 カ月連続以来、5 年1 カ月ぶり。12 月度では1971 年以降の50年間で、1989 年(493 件)に次ぐ、2番目の低水準。
負債総額は、5 カ月連続で前年同月を下回った。12 月としては1971 年以降の50 年間で、1978 年(1366 億200万円)に次ぐ、9 番目の低水準となった。
産業別では、10 産業のうち、8 産業で減少した。飲食業(50 件)や宿泊業(5件)を含む「サービス業ほか」は168 件(前年同月比21.1%減)で、4 カ月連続で減少した。飲食業は減少、宿泊業は前年同月と同数というところから、GoTo キャンペーンなどの効果も見られる。
また、12 月度の「人手不足」関連倒産のうち、「後継者難」は30 件(前年同月36 件)。「新型コロナウイルス」関連倒産は93 件で、2 月以降の累計792 件に達した。
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