日本工学院専門学校・蒲田校とホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田の共同プロジェクトとして展開するコンセプトルーム企画。同校の11班に分かれた学生らによるプレゼンテーションを経て、優秀プランとして「餃子ルーム」(仮称)が選出。そして21年2月8日から3月19日の間、同ホテルにて1室の期間限定ルームとして展開することが決定した。
同プロジェクトは今年度より2年制の情報ビジネス科ホテルコースを新設した日本工学院専門学校・蒲田校の後期のカリキュラムとして、ホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田で販売提供する期間限定ルームのテーマを班ごとに考案するもの。
12月8日に同校にて11班の学生らによる各8分ほどの最終プレゼンテーションが行われ、優秀プランとして選出されたのはホテルコースD班の客室プラン「餃子ルーム」。
ホテルコースD班は蒲田に餃子を提供するお店が多いことに着目し、餃子にちなんだ各種アイテムの客室への配置、地域の餃子店とのコラボレーション、滞在中のゲストに向けたイベントなど、実践に即したプラン造成を図った。
同ホテルのホテルマネジャー 矢神 達也氏は優秀プラン選定にあたり、「餃子という地域の特性とホテル、日本工学院のオリジナルキャラクターである“かまトゥ”を上手くコラボレーションさせているアイデアや着眼点、地域の餃子店めぐりをするという地域密着型である点、オペレーションに対する懸念点まで考えることができていた点が評価ポイントとなりました」と振り返った。
同校 情報ビジネス科担当教員の上遠野 順子氏は「“かなりユニークなプランが選ばれたな”と最初は意外な感じがしたのですが、まさに地元蒲田と日本工学院の連携を体現した第一回目として相応しい部屋になりそうだなと思っています。この取り組みが宿泊業界と地域の活性化に繋がると共に、教育においても成果を上げられる様、今後の部屋づくりや運営を学生と共に頑張ります!」とコメントする。
なお、同プロジェクトは今後、発表会に参加した学生から希望者を募り、「餃子ルーム」の企画運営についてホテル側と検討を重ね、2月8日からの販売に備える姿勢である。
※本誌20年12月11日号にて関連ページを掲載
ホテルマネジャー 矢神 達也氏(右)とホテルコースD班の学生ら