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2020年11月13日号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《広島市編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《広島市編》

【月刊HOTERES 2020年11月号】
2020年11月12日(木)
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今回取り上げるのは広島県の県庁所在地、広島市。同市は中国地方最大のマーケットを有しており、中国地方の業務、商業の中心地である。原爆ドームや広島平和記念公園などを有し、国際平和文化都市としての側面のほか、世界遺産の厳島神社など観光資源も多数有している。以下に広島市のマーケットポテンシャルと広島県の観光マーケットを見ていこう。

1. マーケットポテンシャル
広島市は八つの行政区を持つ政令指定都市である。広島市の人口は117 万6951 人(2019 年3 月末人口)で、広島県内の人口シェア42.2%と県内で最も多い人口を有している。その他の県内主要都市を見ると福山市が46 万550 人、呉市が22 万1573人、東広島市が18 万575 人、尾道市が13 万4955 人、廿日市市が11 万6162 人で、この6 市が県内における人口10 万人以上都市であり、県内総人口の8 割強を有している。県内第二の都市である福山市が広島市の4割程度の人口にとどまることからも、広島県内における人口構造は広島市の一極集中であることが分かる。(図表1)

増加率(19 年/ 14 年)を見ると、県内主要都市においておおむね減少傾向にあることが分かる。その中で広島市は0.5%の微増。その他県内主要都市では東広島市が0.7%の微増で、主要都市ではこの2 市のみが増加傾向となっている。

広島市の年齢構造を見ると若年人口比率は19.2%、適齢期人口比率は23.4%となり、若年人口比率、適齢期人口比率ともに全国値(17.4 %、22.3 %)を上回った。(図表2)その他の県内主要都市を見ると若年人口比率は東広島市が20.7%で最も高く、次いで福山市が18.7%、廿日市市が17.9%で、広島市を含めた4 市のみが全国値を上回った。適齢期人口比率は東広島市が25.9%で最も高く、広島市を含む2 市以外はすべて全国値を下回っている。高齢者比率(65 歳以上人口比率)を見ると広島県主要都市では広島市は23.7%であり、全国値(26.6%)を下回っている。その他東広島市も22.3%で全国値を下回った。それ以外の都市では全国値を上回っており、特に江田島市や庄原市の比率が高くなっている。県内全域として高齢化が進展している状態になっていると言えるだろう。

将来推計人口を見ると広島市は2020 年ころまでは2010 年ベースを維持し、以降は緩やかに減少すると推計されている。(図表3)2040 年ころには2010 年ベースから約7%程度減少するとみられている。その他の県内主要都市を見ると、東広島市が2035年ころまで2010 年ベースを維持し、将来的には呉市と入れ替わって県内3 位の人口規模を有すると推計されている。将来的には東広島市以外は2010 年ベースの15 ~ 50%程度になると思われる。都市によって減少傾向に差があり、特に江田島市や竹原市での人口減少が顕著である。人口減少しているものの将来的にも広島市の一極集中には変化はなく、今後も広島県内で最も高い人口ポテンシャルを維持できるだろう。

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※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入いただけますよう、お願い申し上げます。
 
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